先日、産婦人科医・対馬ルリ子先生の
「無理せず私を輝かせる自分メンテナンスのすすめ」という講演会を聴きに行きました。
いつも料理講習会をしている下の成城ホールでの開催でした。
今回は女性の健康がテーマで、
ワタシ自身、今年は自分自身の健康への意識、考え方、
物事への意識の向け方が変わった、
入れ替かわりの一年だったような気がします。
物事への意識の向け方が変わった、
入れ替かわりの一年だったような気がします。
そのなかで、基本となるのは
自分らしい健康とはなんだ?。
そのためにはなにをしたらいいのか?。ということ。
そんな中で思っていたことの確認や新しい知識をいただけた講演会でした。
その内容をかいつまんでご紹介。
WHOの提唱する新しい健康の概念があります。
「健康とは、単に病気や病的状況がないことだけをさすものではなく、
からだ、こころ、毎日の生活や人間関係にも、スピリチュアルな面も、
生き生きとして完全に良好な状態をいう」
身体だけ、心だけ、っていいう偏った味方で
健康を決めているわけではないんですね。
それに付随した生活、
対馬先生もスピリチュアルということを否定していないそうです。
<その人のらしさの源>とうような表現をなさっていたと思います。
女性はことに、ライフサイクルの中で、
大きく身体のリズムが変わることが解っていますが、
女性ホルモンが大きく関わっています。
女性ホルモンは脳と繋がっていて、
脳下垂体の視床下部が指令を出して、卵巣がホルモンを分泌する。
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
(男性ホルモンはテストステロンの1種類のみだそうです。)
この2種類のホルモンが増えたり減ったりしながら、
月経周期や更年期、その後の体調に影響を及ぼしています。
エストロゲンの多い時は、
外に出ていくのが楽しくなる。前向きで、イキイキする。
コラーゲンを増やして肌をツヤツヤになる。
いわば、男性ゲットのための準備期ですかね。
プロゲステロンの多い時は、
家にいてゆっくり過ごす。内向きで
憂鬱になりやすい。いわば、出産に備える準備期。
この女性ホルモンの減少は、
月経前、産後、更年期で起きるが、このときは
PMS、産後鬱、更年期鬱などになりやすのだとか。
女性の体調不良は、ホルモンの減少だけでなく、
本人の気質、人間関係的な要因も関わっていて、
だからこそ、自分のケアを全体的に、総合的にする必要がある。
基礎体温の管理、休養、睡眠、栄養管理、
適度な運動、カウンセラーの活用、旅行
癒されるものを使う(アロマオイルや動物)
など
自分自身を快適にすること、自分で自分をケアすることが大切だということです。
女性はことに、人に尽くしすぎて自分のパワーを消耗しがちで、枯渇してしまう。
自分のために頑張ることができてから、その余力を人に分けることができるもの。
対馬先生が大学病院時代は、ひどい状態になった患者さんが多くて、
もっとその手前の時に来ればいいのに!と思ったそうです。
だから、もっと身近に婦人科医師を利用して欲しいとも言っていました。
欧米では、女の子が10歳くらいになると、親と一緒に婦人科に来てその後、
手軽に身体のケアせんたーとして利用するそうです。
日本では、まだまだ婦人科=妊婦さんのかかるところという認識が強く
受診率が低いそうです。
(だから20代の頃ワタシも体調不良を抱えて出口が見えなかったし)
全体を通して感じたのは、
女性が元気になるためには、
女性ホルモンのコントロール、自分で出来る身体と心のケア、
いくつになっても元気で美しくイキイキしたいと思う願望が
必要なんだと思いました。
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ちなみに、女性ホルモン・エストロゲンと同じ化学構造を持つのが、
大豆イソフラボン。お味噌、醤油、豆腐製品、豆乳、きな粉、と
日本の食材には大豆イソフラボンが豊富です。
身体にいい作用をする食品だからこそ、
丁寧に昔ながらの製法で作られたものがいいのです。
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