2013/07/30

からだにやさしいスイーツってなんだ?



よく、自然食やマクロビオティックのスイーツを、
体にやさしいスイーツと言ったりしています。

体にやさしいってなんだろう?。
食べても太らない?。食べても、体に影響がない?。
そんな食べ物があるのだろうか?。

食べ物は、過ぎれば、太ります。どんなにいい素材で作られていても。
消化酵素が生まれながらに多い人は、大食してますけど。
食べ物は、いいにつけ、悪いにつけ、影響があるから食べるのです。
そういう観点では、「からだにやさしいスイーツなんてない」ですね。

マクロビオティックで、
スイーツを作る際に基本乳製品、白砂糖、卵を避るのも、
極端な陰性、極端な陽性の食品に含まれるため。

乳製品:牛乳、乳製品に含まれる乳糖を分解するラクターゼは、北欧の一部の人をのぞいて少ないかほとんど無いため、消化できずけいれん、吐き気、下痢、膨満感がでる。

白砂糖:サトウキビという南国、ぐんぐん伸びる陰性さ、その茎から取った甘い液をさらに精製してミネラル分を取り除いた甘み。血糖値の急激な上昇下降を招き疲れやすさ、気分のアップダウン、切れやすいといった体の変化を起こす。

卵:もう日常も、スイーツ界にも必須の素材である卵。
一日一個を当然のように食していますが、ことに女性は卵巣子宮に蓄積されやすいです。

これらは、一様に、血液を酸化させ、粘液を作り、脂肪を作り、過剰になるにつれ排出されず体内に蓄積され、蓄積量をこえるとアレルギーやガンなどの重篤な病気の原因になる。
お砂糖の使用の多いところ、アフリカやスイス、日本でも九州では血液疾患が多い地域です。
※血液疾患は食べ物の他、放射線、高電圧線の近くなどでも影響があります。

ワタシの場合は、かゆみのある吹き出物。アイスクリーム等をとると首筋に必ず出てましたし、
20代は、顔が膨張していたというか、むくんでいたというか、張れていましたね。
食を替えると、顔が締まり左右も均等になってきますよ

やさしい=つまり体への影響が穏やかだということ。
体への影響を出来るだけ避けて、食材を選ぶこと。
食材を選んだら、体や、季節、食材に見合った調理をすること。


でも厳密に言えば、アレルギー症状のある方の場合、
動物性食品の他に、果物、ナッツ、油脂や油脂の多い物、アルコール、トマトやなす等の野菜、も
控えた方がいい場合があるのです。

以前、カフェの運営をした時、いらしたんです。見るからにアトピー症状の方が。
食事の後、スイーツ(たぶんその時はパウンドケーキか、おからタルト)も注文なさって
本当はスイーツは控えた方がいいんだけど・・・。
でも、普段きっとすごく節制しているんだろうと思いました。
少しでも安心して食べられるスイーツ。
たまには食べたい。そう思われたと思います。

スイーツって、食べると、
どこか、ホッとしたり、安らいだり、嬉しい気持ちがあったりするものです。
そんなときは、甘さがつよくなく、血液にダイレクトに響かず、
体への蓄積がされない、そんな素材を使っていたら、
体にやさしいスイーツって、言ってってもいいんじゃないでしょうか?。

甘さ=お菓子、だけじゃなくて、
先日お伝えした糀甘酒、穀物の甘さ。
カボチャ、玉ねぎ、キャベツ、人参といった野菜の甘さ。
トウモロコシの甘さ。少しだけ加熱したリンゴの甘さ。
ほくほくっとした豆の甘さ。
そうしたスイーツ=甘み
を感じてみてください。




2013/07/20

夏こそ!、糀甘酒!

氷を入れて冷甘酒。奥に見えるのは黒豆抹茶みつまめ



ここ数日過ごしやすい東京です。
梅雨明け後、のあの猛暑はキツかった。
これからが、夏本番ですから
またあの暑さももどってくるのでしょう。

この間六義園に行った時がその梅雨明けの後。
歩いて、むっとする暑さの中、
笹林のそばのお茶屋に甘酒がありました。
冷たく冷えた甘酒の、その糀の甘さで
疲れていた体に染み渡るようでした。

江戸時代でも、甘酒は夏の熱い時に、
売り子が天秤棒を担いで、「あま〜、あま〜」と言いながら
売っていたものだという。
俳句では、<甘酒>は夏の季語だそうですよ。

ブドウ糖、多糖類 :体のエネルギー源
ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、イノシトール、ビオチンをふくむ糀。
甘酒にもそのままその成分を摂る事が出来る。

人間の体に必要な必須アミノ酸。そのアミノ酸9種類を含んでいる。

点滴とほぼ同じ成分。いわば、江戸時代の飲む点滴ともいえる甘酒。

この季節に必要な、疲労回復、抗酸化作用、肌の代謝促進、を高める、
血行促進、血栓予防、食物繊維による便秘解消など。
様々ないい効能がある。

最近は直接肌に少量塗るというのも、
お肌すべすべ効果ということで、色んな方が試してる。
日本酒の化粧水とかもありますしね。

かつて日本酒の杜氏さんの手がきめ細かく白いことから、
美肌、美白成分として<コウジ酸>が入った化粧品があった。
その後、
厚生労働省の資料で、動物実験で発がん性の可能性があると
指摘されたということから、一時使用が控えられていたが、
今ではそれが誤報だとされています。
糀菌って、日本固有の菌で、醤油、味噌、酢、日本酒に使われていて
意図的に、悪者扱いされた感じだなぁ。
今では意図的に、米より、韓よりに、情報発信しているのは官、媒、
ともあるのはアンテナを張り巡らせれば、わかることです。


日本にある食、生活文化の豊かさを、もっと楽しんで、
誇らしげにしたいものです。

ちょいと固い話になりましたが、
夏こそ!、甘酒。
去年、甘酒講習会に参加いただいた方は、作れますよね。
暑い夏、甘酒で乗り切りましょう!。



2013/07/17

アイロンは実物を触って買うべし



今日は食の話ではなくて、ぐっとまた日常のこと。

夏は、アイロンかけのシーズンです。
汗をかいて、シャツもズボンも毎日洗う。
綿や麻の素材が多いから、俄然アイロンをかけることも多い。
(冬だとニットウールだから毎日は洗わないしね。)
ワタクシ、アイロンかけは好きな家仕事の一つです。

小淵沢での山ごもりマクロビオティックの研修のときも、
ホテルでアイロンを借りて、
洗濯したエプロンをぱりっとさせてました。
同室の子は呆れ顔でしたが、
ぐちゃぐちゃなエプロンじゃ落ち着かない。

講習会で使った後のおちわた布巾も、
煮沸洗いして、乾かした後、
パリッとするようアイロンかけしています。

去年の春、それまで使っていたアイロンが壊れてしまい、
(かけ面がテフロンでそれがもうはがれてきた状態)
家族が買ってくると、最安値のなんでもいい、のになる可能性大。
またテフロンだと嫌だったし、それまでもテフロン面ので2回くらい
買い替えているのを見てたから、家電量販店の通販で、
ティファールのかけ面がセラミックでできたものを独断で購入。

選んだティファールはかけ面がセラミックというのが
選んだ最大のポイント。
思ったよりも大きくて、重さもかなり。
そして、電源コードの配置ががすこしジャマだったりもした。
蒸気の噴出がすごくて、フランスは日本みたいに湿気がないから、
とにかく蒸気は必須なんだと思う。
100%満足ではないけど、それなりに使っていた。

それが、今月に入り、
気がついたら断線していて、だましだまし使っていたけど
かけ面がよくても、今度はそこ〜なわけ〜?。
しばらく、いじり倒して分解していたけど、「時は金なり」。
近くの家電量販店へ見に行くことにしました。
しばらく、ネット通販づいていたので、
リアルショップでのお買い物はちょいとワクワク。

アイロンコーナーを見てみると、
国内メーカでは、東芝、パナソニック。
海外メーカでは、ティファール。
あとは、廉価品(多分テフロン面)。

形状も、大きさも、それぞれ。
ティファールは国内メーカーと比べるとヤッパリでかい!。
外国サイズなんだなぁと思う。持つと重いし。

国内メーカーでも特徴があって、
東芝は、
かけ面の先きが細くなっていて、ボタンまわり、細かいところもかけやすくなってる。
かけ面の後ろは、ブラウスのフリルなどがかけやすくなっている。

パナソニックは
かけ面が、レモン型になってて、先き、後ろがおなじかたちで、
どちらからもかけやすく、かけしわができない形状になっている。

国内メーカーは小回りが利いて、かけるときのニーズを汲み取った
商品になっているなぁと感じた。というか、見直した。
あとは、重さ。
「アイロンは重い方がいいんだ」と
その時に来ていたご夫婦ずれの旦那さんがいっていたけど、
(「おいおい、あなたがかけるんじゃないでしょうが」というツッコミは
 心の中だけにとどめたけど)
おもければ、プレスがかかりやすいんだろうけど、
あまり、重い物だと使いづらいのよ。

いろいろ、現物を持ってみて、
自分にフィットする重さ、これ大事。
あとは、その機種の特徴、値段。

選んだのは、東芝コードレスアイロンLa・cooTA-FV410
小回りが利いて使いやすいです。
上位機種を選ぶと、蒸気の出が違うんだろうけど、重かったし。
これはこれで喜としよう。

本日の教訓:アイロン一つでも、実物を触って選ぶべし。


2013/07/07

甘露七福神の塩あんみつ



巣鴨、とげ抜き地蔵の裏手に「甘露七福神」さんがあります。
今日は朝から皇居東御苑、六義園をめぐるワークショップに参加していまして、
最後六義園からしばらく歩くと巣鴨に出るので、行けたら帰り寄ろうと思っていました。
ポツポツと雨も降ってきて、ちょうど雨宿りがてらの立ち寄りです。

マクロビオティックの甘味どころとして、
「甘露七福神」さんはずっと前から存在は知っていたのですが、
家族ととげ抜き地蔵にくると甘味より食事になってしまうので、
なかなかいただく機会がなかったのです。

甜菜糖をシロップにして、
伊豆産の天草での自家製寒天、
少し塩気の感じる小豆あん、
白玉団子、
豆乳アイスクリーム、
くこの実、松の実がのった
<塩あんみつ>。
他にもメニューはありますが、きょうはこれをチョイス。

日中日差しの照りつける中にいたので、てん菜糖のやさしい甘さはホッとしました。
美味しかったぁ。
他のメニューもいただいてみたくなります。
最近自分の出かけたことのない場所に行くことへの躊躇感が減ってきたので、
また、出かけてみようと思います。

あと、コレからの季節、

2013/07/04

たんぱく質信仰の弊害



3月末から減食傾向になったワタクシ。
今も進行中です。昼は少し増えたでしょうか。でもつゆソバとか、パスタとか麺類が多いかな。
それで夜はご飯、みそ汁(お麩をいれたり)、漬け物(ぬか漬け、べったら漬け)。

一番変わったのは、たんぱく質の取り方。
以前はとにかく、揚げ、がんも、厚揚げ、が定番のように回転していました。
手軽にたんぱく質を取れるというのが一番。でもその分、油の摂取量も増えるのです。
それがなんとな〜くですが、食べたくなくなってきた。

その中で、たんぱく質ってそんなに意識してとらなくてもいいんじゃないか?と感じてきました。感じる、なので頭で考えてというより、感じなのですが。

頭で考えると、
人の体は、水分、糖質、たんぱく質、脂肪、ミネラル、で構成しています。たんぱく質をとれば=体のたんぱく質になるというのは19世紀のドイツで起こった栄養学と言われています。
<肉><魚>はグラム単位で比べてたんぱく質量の含有量がおおいですが、穀物、海藻、豆類、にも本当は含まれています。ということは、本来お肉魚も必要摂取量は多くない。年齢性別病歴などによって違いがあるとしても50〜100g前後でしょう。昨今はことに、脂身、霜降りがもてはやされているため、脂肪の摂取が問題になっている。また、過剰な肉の摂取は、現代医学でも腎臓に負担がかかり、制限されていることもあるのです。

とかく、たんぱく質をとらなきゃと思いがちですが、炭水化物、脂質、ミネラル、ビタミンと全体をとることで体のバランスが整うものですし。

ワタシが実践しているマクロビオティック(クシマクロビオティック)では全粒粉穀物を食事の50〜60%と摂取する目安に決められています。全粒穀物。お米で言えば、外皮、胚乳、胚芽も含めた玄米。この中には、炭水化物、たんぱく質、ミネラル、ビタミンB、ビタミンA、ビタミンE、食物繊維、も含まれている。そう、たんぱく質はお肉や魚以外にも含まれている。味噌をとれば豆のたんぱく質も取れる。

過剰なたんぱく質信仰はもういらないなぁ。ワタシは肉製品を摂らなくなったけど、
将来的に食糧危機も言われていますが、肉1Kgを得る為に、10〜30Kgの穀物を使って飼育されていると言われます。乳牛でもまた乳量を増やすため穀物を使われていますそのため病気になりやすい。そんな牛から搾乳している。どんなに、自然を大切にとか、エコロジカルがいい、生き物を大切にといっても、一番身近にある自然ってやっぱり<食>なんです。
そこから見直さない限り、なにもかわらないんだなぁ。と書きながら思う。

自分は美味しいものがすきだからいいのよ。と言う人もいるでしょう。
美味しいと思うものは、年齢、環境、心の状態、体の状態でも変わりますしね。
別にワタシは美味しい物を食べるのを我慢しているわけでもないです。
それよりも快適な体の状態、心の状態を選んでいるだけ。
ワタシ自身、確実に過剰なたんぱく質信仰が外れました。
また食事の質も変わってくるでしょう。
どうなるのやら。