2012/11/27

有機のドライフツーツ




スイーツBasicコースのパウンドケーキの回ではドライフルーツをたっぷりと使いました。
当初自然食品店でまとめても考えていましたが、買い出しのルートの関係で、
数カ所での購入に成りました。
ドライフルーツ多種類を一カ所で確保するのは難しいかもしれません。
容量等でそれぞれの商品で微妙に価格が違っていたりしている。
あるところでは、有機のものはお取り寄せになるとも言われましたし。

とはいえ、扱うお店は増えてきましたね。
レーズンなら割と見つけやすくて、普通のスーパーでも置いてあったりします。
無印良品でも、今オーガニック化に力を入れているようで、試作の時に使ったアプリコット、デーツは無印で購入しました。
有機JAS認定のもの、外国の有機認定機関の認証のものがほとんどでしょうか。

ドライフルーツ、ドライナッツ類は
有機認証のものは、もちろんそれらを使うと認証されませんが、
色をきれいに保つ為に、素材の白さを出す為に、漂白剤を使っていたりということがあります。
着色料は天然の物はワタシも使ったりしますが、本来のもの・自然のものとはではない添加物は
やっぱり嫌だなぁと思っています。逆にそれをしてまでは食したくない。
今の時期干し柿もよく出回っていますが、柿の糖が乾燥とともに飴化して茶色くなってくるもの。
(今年は少しだけ干し柿用の柿が手に入り、今ベランダで干しています)

日本人は特に、色や形、匂いといった五感を食の中にも求めますが、それ故に添加物も多くなってしまっている実態もある。色が鮮やかでないと売れないたこ、ハム、は典型かもしれない。
食べる物はキレイで、おいしそうな見た目も必要ですが、過剰なきれいさは本当に必要なのだろうか?。それは自然本来のものとはかけ離れてしまっていないか?。

お店に並ぶ食材の色をもう一度、見てみてください。

2012/11/21

縁のある場所

2012.10.26@setagaya




人には、それぞれ

生まれた時の場所、
幼少期〜学生期に育った場所
学んだ場所、
仕事をした場所、
暮らした場所、
縁のある場所があるものだと思う。

今、料理講習会を開催している、成城という場所。
思えばここも、ワタシ(塩田)に縁のある場所だった。

元々は、住んでいる地元にあったNatural Hauseが閉店してしまい
ちょちょいと自転車で行ける他の店舗が、成城にあった。
(今はここも閉店してしまったのだけど)
仙川の川縁、成城の桜並木を通り、静かな住宅街をサイクリングして
買い物をして、少しアロマショップを見たりしながら帰る。
ちょっとした憩いのひとときでもあった。

(そのNHの本社にその後勤めるのだけど、この本社のある場所も縁のあるところでした)
そして、成城は一時、マクロビオティックを学んでしばらくしてから、
ひょんなことでカフェの運営をすることになった場所でもあります。
この時の成城はなんだか敷居が高くて、大きな壁のように感じた場所。

自分では忘れた頃に、思っていたことが形になって現れる。
食のワークショップや講習会を考えていた頃、ひょんなことで今の砧総合支所の料理講習室のことを知る。また建て替えたばかりのきれいな、こじんまりとしたキッチンスペース、ガス機器、ガスオーブンもある。ここでならやりたいと思った。
世田谷区民であることに感謝し、また成城とのご縁を感じた。
(とはいえ、住むご縁は無さそうだけど・・・)

その場所の持つエネルギー、例えば成城なら、住宅街、文教地区、自然環境、
というエネルギーがあるように、街、エリアでそれぞれのエネルギーがある。
それが、人の持つエネルギーと共鳴するものかもしれません。

週末は成城学園で公開講座を受講します。初!成城学園生!。
(講習会の前だけど大丈夫かな。今から準備万端しておかなきゃ)


2012/11/14

巻き巻きものが好き!


日に日に寒さを感じてきました。
ついこの間まで「暑い!。暑い!」と言っていたのにヤッパリ冬が来るんですね。
マフラーや手袋、ヒートテック、ダウン、ブーツと防寒対策小物は冬の必需品。
殊に、マフラー、ストール、ショールといった、<巻き巻きもの>は1つ買えば長く使える。
でも、ついまた気になってもう一枚!と成ってしまいます。ワタシだけでしょうか?。
自分でも好きなのは自覚しています。

シーズン問わず長く使う定番としては、<竹布のストール>。
竹の繊維を織り込んで100%竹で出来た布です。
その布で出来たストールはガーゼのように肌触りが良くて、保温性、吸湿性があり、
体の汗や匂いも発散してくれるのです。
なのでクーラーの効いた部屋と外の温度差があるよう
な夏場でも持ち歩いて、ひょいと巻いたり肩にかけたりします。

他にインド綿のスカーフや、薄手の繊維のストールは春夏シーズンに。

ウールやカシミアのマフラーストールは、ヤッパリ冬に使ってぬくぬくと暖かい。

今シーズンは、『ガイアの夜明け』雑貨特集で見た、播州織りのストールが気になって、
渋谷に行く機会が何度かあり、ようやく2度目で扱っているLIVETARTを見つけました。
 播州織りという織物の名前を初めて知りました。その作家さん玉木新雌さんのストールは
イロイロな色が混ざり合い織り色が重なったりして味のある織物でした。
赤の混ざった色を意識してチェックしていた所、オレンジ色のものを勧められ、
写真のものをセレクト。(ホントは見るだけのつもりだったのに・・・・)
当ててみると薄手で、ふんわりと柔らかくてぐるんと巻くのに良さそうです。

日本は食だけでなく、その土地ならではの、工芸品、織物、陶器があります。
そういうものを少しずつでも暮らしに取り入れていきたい。
そして長くじっくり丁寧に使っていきたい。そう思っています。

巻き巻きものはそれに、巻くだけで暖かさが違います。
首のまわりに風池、風門といった風邪に関わるツボがあって、ここを保護しておくと風邪
の予防に成ります。巻かなかった20代はゾクゾクっとしたら風邪をひく、をよくしていました。
この冬は、巻き巻きものを楽しんで寒さを乗り切ろうと思います。



オレンジ色に色が混ざって味のある感じです




2012/11/07

スイーツBasicコース3回目

試作で作った時のものサイズは同じ9cm×21cmのもの

ドライフルーツたっぷり

アップにするとこんな感じ

4日は、スイーツBasicコースの3回目。
ドライフルーツとナッツを使ったパウンドケーキとシリアルを混ぜた全粒粉のクッキーです。

1回目のパンケーキは、様々な小麦粉で作っていただきその質感と、ケーキの混ぜ方を
2回目のお団子も、上新粉、白玉粉の質感、そして混ぜるときの手の動き、丸めること
がポイントでした。
3回目の今回は、前回2回の手の動かし方が活かせる動き!だったかもしれません。
それと、ようやくスイーツコースらしくなってきましたでしょうか?。

スイーツとわたしの関わりといえば、
スイーツパティシエの経験があったとか、そういうことはなく、
中学生の頃、我が家に初めてガスオーブンが来て、
母親のつくるパウンドケーキとクッキーを、少し手伝ったりしたこと。
高校生の頃友達の家に行って、
ショートケーキにバタークリームのデコレートとすみれの花の砂糖漬けが飾られたケーキが
手作りのものだと聞いて、「こんなのできてすごいなぁ」と思った記憶。

社会に出るようになってから、一時生活情報誌の編集部に所属して、
そこでスイーツの<試作>をあれこれさせられた。
生クリームと卵白とチョコレートと小麦粉少しの、ガトーショコラ。
イースト発酵させたドーナッツ。
リンゴを延々煮させられたアップルパイ。
卵白と卵黄をふんわりと泡立てたシフォンケーキ。
カレーの具から作ったカレーパン。
忘れてしまったものもあるけど、
スイーツ以外の、昆布とかつお節の出しを初めてとったのもその時だった。

マクロビオティックを学び始めて、
バターや生クリーム、卵を使わないスイーツはなんだか難しくて
レシピ本も少なかったし、分かりずらかった。
なんとな〜くで作ったクッキーはサクサクしなかったし、
ケーキもイマイチピンとこない出来だった。
卵を使えば、ふんわりするし、バターを使えばサックリする。でも、使わない。

数年位前になるが、一時カフェの運営をすることになり
料理だけでなく、スイーツも必要だとなって、自分が出来るもの、作りやすいもの
ということで、パウンドケーキを作り始めた。
最初はあるレシピを参考にしながら、それをパウンド型に当てはめ、レシピ調整し、
そして次第に自分のオリジナルの配合に作っていった。
そこから更に、具材をかえたりまたオリジナルの配合にしたりして、
パウンドケーキはもう、イロイロ作ったなぁ。

焼き菓子は、クリームのケーキに比べたら地味だけど、
材料の配合、分量で自分だけのオリジナルを楽しめます。
今回もドライフルーツを柔らかくする漬け込み液に、
各自のお好みのリキュールを選択していただいた。
切り分けた時の香りを楽しんでいただけたらいいな。

クッキーも作りやすい材料を選んで、キメ!食材を加えてサックリとするように。
それと、講習会中にご質問のあった、調整をもう一度ワタシもやってみます。
講習会をしていると、あれ?と気づかされることもあり、それが自分の得るところでもある。

最初はとっつきにくい、マクロスイーツですが、
作り慣れると、素材の味を味わえる、季節を感じるスイーツにもなります。
今月中にもう一度、マクロスイーツの王道、豆腐チーズケーキ!を作ります。