2011/12/23

水正果・スジョンガ









































韓国には、緑茶葉のお茶といより、
果物や、植物の素材を使ったお茶が、伝統茶として様々あるようです。

スジョンガは、
生姜とシナモンスティックを煮だして、甘みを付け、
干し柿や、干しイチジクを浸し、松の実を浮かべていただく。

夏には冷やして、冬は温めていただく。

黒砂糖で甘みを付けるレシピがほとんどですが、
あえて、体を温めるなら、
甜菜糖、米飴を使って甘みを付けました。
黒砂糖は
温かい土地で育つサトウキビから作られる、
ぐんぐんとのびる、上昇、陰性のエネルギーが強い。
精製された、白いお砂糖はさらに体を冷やしてしまいます。
冷え女子さんは、気づかない自分の食の嗜好も関係しているのです。
そんなこと、関係ないわ!と言う方は、冷えててください!。

てん菜糖は、北海道の寒い土地で作られ、
丸いかぶのような砂糖大根と呼ばれる甜菜から作られる。
米飴は、お米のでんぷん質を、発酵糖化させて作られた飴。

さらに、柿という果物を
干して、甘みを凝縮させたドライフルーツで甘みを足す。
柿は昔から冷える、と言われますが、干し柿は干して余分な水分を取ったことで、
いい面が凝縮される。他にもいい効能が沢山!。
干し柿を作った時に出た皮を干してあるので、それでお茶を作ってみよう。

シナモンや生姜は陰性の要素があるけれど、
陰性の広げる力で血流をよくする働きもある。
火を加え煮ることで、陽性のエネルギーを加える。
シナモンは漢方の<桂皮>でもありますし。

松の実も
ビタミンE、亜鉛が含まれ血流をよくするという。

この冬は柚子茶と合わせて、新しい冬の定番が出来そうな予感・・・。







冬至に柚子を




















一年のうちで、最も昼間の時間が短いとされる冬至。The winter soltsice.

ここ日本では、冬至カボチャを食べ、柚子湯に入ることで、
コレから本格的に寒くなる冬に備える。

今年も、我が家は柚子茶を作りました。柚子と言えば本場の高知県から
有機無農薬の柚子をみつけて取り寄せました。
無農薬の柚子は皮に、黒いはんてんがあったり、みかけ、ごついのですが、
香りは、却ってふくよかさがあります。

柚子茶は種とヘタをとって、
糖類とあわせて、漬け込んだ、韓国の冬のお茶。
数年前から、ためしに作ったことから始まり、我が家の毎年の定番と成りました。
ゆずの効果を調べてみると、本当に、冬にぴったりの、いい効能が沢山あります。

<柚子の効能>
◎ビタミン、ミネラルが豊富。
その多くは実より皮に多くの栄養成分が含まれています。
ビタミンC、クエン酸、(ビタミンCはレモンの3倍、温州みかんの5倍)、
ビタミンE、ビタミンB1、B2、B6、カロチン、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、
鉄分、カリウム、カルシウムも含まれる。
風邪の予防、胃腸の消化を助け、風邪の引き始めに体を温めてサポートしてくれます。
ビタミンCは肌のコラーゲン生成に必要な成分なので、美肌効果も期待できますね。
葉酸は(流産を予防することから)妊娠初期の妊婦さんにすすめられる栄養素の一つ。

◎柚子の強い酸味は有機酸類(クエン酸、酒石酸、リンゴ酸)。
働きとしては疲労回復、肩こり、筋肉痛予防、胃液の分泌を助け胸焼けや胃痛を緩和する。
肝臓の働きを助ける

◎種の周りにあるぬるぬる成分、ペクチン。
血圧上昇の予防、コレステロールの調整、毛細血管の働きをよくして小じわ、シミ、
そばかすを防ぐ働きがある。
クエン酸やビタミン類との相乗効果で、リウマチ、関節炎などの腫れや痛みを緩和する。
腰痛、ひざ痛、神経痛等の炎症性の痛みに作用する。便秘、下痢の予防にも。

◎リモネン、ノミニン、シトラールという香り成分
血液循環の促進、喉の炎症や咳を緩和する、皮膚がんの抑制効果、毛細血管を刺激して
血行をよくすることから、新陳代謝も活発にしたり、体を温め、免疫力をアップします。
重ねて、疲労回復や筋肉痛、神経痛、リュウマチなどの痛みを緩和する働きにつながります。
→抗腫瘍作用、鎮痛作用、抗炎症作用、殺菌作用。

リモネンは皮膚に膜を作って肌の水分が逃げないようにする。

○リモノイド(苦み成分)
発ガン抑制効果、悪玉コレステロール抑制効果、

○ヘスペリジン(皮の成分)
毛細血管を丈夫にすることから、脳血管障害による病気の予防と治療に効果がある
○他にカルシウム、必須アミノ酸も含まれている。

今日は、柚子湯に入ってあたたまらなきゃ。
柚子茶は、サンプルで先に作ったのを、時々頂いています。
飲むと、ほっとする。そして家族にも、ビタミン補給!と言って飲ませてます。





酒粕中華まん:おかずまん
























今年の冬は寒いですねぇ。
12月に入って急に寒さが厳しくなってきました。
1月の講習会のテーマは、「あたたまるおやつ」ですが、
中華饅の試作をしました。
おかずまん、の具材は、
キャベツや春雨、ベジミートを合わせたもの
切り乾し大根を合わせて、というものも
考えたのですが、ごぼう、人参を使って
体の芯を温める食材を使うことにしました。

この寒さ、誰もが寒いし、冷えない人はいないでしょう。
ですが、冷えも人それぞれ。
動いていた方がいいタイプと、じっとして体を温めた方がいいタイプ。
風が吹いても足下が冷えやすいタイプ、お風呂に入るとのぼせて暖まりにくいタイプ。
表面の冷えには強く、じっくりお風呂に入ると暖まるタイプ。
着るものなどの外的要因で冷えているタイプ。
気づくと常食しているもの、で冷えてしまうタイプ。
水がいいと暴飲してしまって冷えてしまうタイプ。
病変、臓器の不調で冷えてしまうタイプ。


冷えとりソックス3枚履き、でも、冷えている。
生姜がいい、キムチの辛いものがいい。とか
様々な冷え対策情報もあります。

冷えも、イロイロな複合要因が絡まっています。
本人の気づかない生活習慣と、食生活。
今回は、あ〜、こういう食材を取り入れたら、というものをご紹介しつつ、
「あたたまるおやつ・あたたまるお茶」を作ろうと思っています。


2011/12/21

柚子豆腐クリーム



























柚子の香りのする、豆腐クリーム。
パンケーキのトッピング、

そして、

おからビスケット
に付けて。

柚子茶の素のアレンジ、レシピを
広げておこう。
柚子好きとしては、
お茶で飲むだけでは
もったいない。
とおもうので。

塩麹和え2種


























塩麹は、便利だ!。
今話題の塩麹。我が家も作ってストックしています。
もっぱら、母親のテリトリーで、ワタシは甘酒派だったのですが、
このときとばかりに、家族の夕食を作りながら使っています。
和え物、スープ、鶏軟骨を漬けてつまみ、おかずの調味液の隠し味にと
ぐっ、と味が深まります。

一つは16日の副菜、蓮根と菜花の塩麹酒粕クリーム和え。
一つは21日の副菜、蓮根と菜の花の芥子塩麹和え。

ウワサどおりの活躍ぶり。
酒粕も、甘酒も捨てがたく、いいキャラクターですけど。
やはり、来年は塩麹講習会、やろうか?、やりたい、やろう!と
構想がフツフツと涌いています。

2011/12/20

白菜とじゃこのパスタ。べったら漬けのソーテー添え




















簡単にパスタで昼ご飯。

たっぷりの湯に塩を入れてパスタを茹でる。
白菜をザクザクと切り、ごま油で炒め、
常備菜の、大根葉と人参とじゃこのふりかけを加え、
パスタのゆで汁を少量加える。
茹で上がったパスタをからめて器に盛り、
べったら漬けを豆乳マーガリンでソテーしたもの、
ベビーリーフ、を添えて。

2011/12/13

ハマハタさんの豆
























思えば、豆というのも、その土地その土地の特有の
在来種というか、育ちやすい、昔からその土地だけで育てられた豆
というのが、あるもののようだ。
北海度は、小豆、大豆とスタンダードな豆から虎豆、パンダ豆、貝豆、前川金時、他、
山形や東北では、赤大豆というのを最近見かけるし、
北関東に旅行に行くと、大きな花豆、白インゲン豆が土産物屋の軒先によくある。
お正月で脚光を浴びる、丹波の黒豆は、兵庫県丹波の地豆だし。
まだまだ、出会ったことのない、豆も沢山ありそうだ。

講習会の材料を購入するときに、ぞくようになったとなり駅の自然食品店納々屋さん。
ここで、長野のハマハタさんの豆を見つけた。
白い模様のしわのある、しわしわ黒豆。
白長と島村いんげん。
豆のみかけ、もそうだけど、このパッケージもなんとも
ひょうきんで、かわいらしい。

12月に入って慌ただしいが、
のんびりと、時間が出来たら煮豆をしよう。
豆は、のんびり、コトコト、ホッコリと煮る。
これがポイント。

作る人のそのときの、エネルギーの状態も、
作られた料理に影響するもの。



2011/12/11

かぶととろろ昆布の梅煮




















12月に入り
急遽家族の晩ご飯を作ることになり、
この際とばかりにイロイロ作っています。

かぶの葉をとり、根を大降りに等分する。
鍋に入れ、かぶの高さの2㎝くらいまで水を注ぎ、
とろろ昆布、梅干しの果肉、塩少々をふり
フタをして強火〜中火で5〜7分位蒸し煮する。
軽い塩気、かぶの甘さが、体に穏やかな温かさを
与えてくれます。


2011/12/05

柚子マフィン



















柚子茶の素を煮詰めてジャムにして、
マフィン生地に加えた、柚子マフィン。
バターで作るマフィンは、1つのカロリーも高めですが、
以前よく作った柚子ジャムパウンドケーキの生地をベースに、
マフィン用に、材料と配合をアレンジしたもの。
乳製品、卵は使わないので、しっとり系というより、
さっぱりと軽く、ふんわりしたマフィンです。

ふだん、あまりマフィンは作らないのですが、
ころんとした、このフォルムもかわいいですね。

2011/12/03

ブロッコリーと緑野菜のサラダ



















同じくクリスマスイメージ講習会の試作。
ブロッコリーと緑色の野菜で
ハーバルな?お花畑っぽい?サラダをイメージしています。

グリーンドレッシングで、思いっきりグリーン、
というのも、考え中。
クリスマスで、グリーンはもみの木、森の緑、森の精霊、生命力
といった意味合いがあるとか。

根菜と厚揚げのグリル赤いソース






































クリスマスディナーをイメージした12月の料理講習。
ごろんと、たくさんの根菜と厚揚げ。
以前、クリスマスケータリングを頼まれた時、
根菜と厚揚げをグリルして、ゴマだれでマリネしたメニューが元。

今回は、さらにクリスマスを意識して
赤いソースがキメ!。
根菜で、ベジだけど、明るく彩りあるように。
もう少し汁感があってもいいか?。

2011/12/01

大地宅配の干し柿セット



















大地宅配で見つけた、干し柿セット。
以前一度、干し柿は
地元のJAの市場で干し柿用の柿=渋柿があって作ったことがある。
また、作りたいなぁと毎年思うのだけど、
市場のある時にいつも出てる分けではないので、
なかなかお目にかかれない、幻の存在なのです。

来年の講習会、【あたたまるおやつ、あたたまるお茶】で、
干し柿を使うので、今年はなおさら欲しかった。
干し柿も、選ばないと、柿だけで出来たものが少なくて、
(きれいな色に仕上げる為に亜硝酸塩・・・だったか?を使っているものもある)
基本、柿を寒風で干すだけなんだけど。

たまたまTwitterで大地宅配で<干し柿セット>があると知って早速注文。
到着して早速作る。ほっとくと、柿が熟しそうな勢い。
自然農法のものというのは、生命力もある分、変化もしやすい。
干し柿セットは、
皮をむいて、(ホントは余分な葉の部分も取るとよかったみたい)
干し柿がしやすいよう、
枝とヘタの部分が、付いていて、
そこをねじり紐に絡ませるだけ。
あとは、雨に当たらないよう、果肉が引き締まってくるまで干す。
自家製干し柿、楽しみです。