2013/06/25

アルチェネロのパスタとパスタソース&オーガニック考




10年前にくらべたら、オーガニック食品も、自然派コスメも、最近よく見かけるようになってきました。まだまだ限られた地域はあるのでしょうけど。
でも探すと、スーパーでも「あれ、こんな有機・オーガニック食品がある!」
と見つけられるものがあるとおもいます。そしたら、それ買ってみてください。
お店でも最初はトライアル導入の場合があるし、それで商品の動きがあったらまた仕入れてみようと思うはずです。マーケットを育てるというのも、私たちの意識によるところが大きいのです。

海外のものでは、オーガニック食品、というとイタリア、ドイツのものを多く見かけます。
(アメリカ、フランス、イギリスのものもありますけど)
どちらの国も
1960年、70年代の工業化のなか、水質汚染、大気汚染、化学工場の事故での環境破壊がベースに有り(イタリアのベセゾ事件、黒い森の酸性雨など)そこから環境への意識が高まったこと、もともと自然(森や海、湖)と人が身近にあったことも背景にあるようです。

よく見かけるようになったオーガニック食品の一つアルチェネロ。
イタリアのオーガニック食品を扱うブランドです。
パスタ、オリーブオイル、バルサミコ酢、など日常に取り入れやすい商品が多く、ワタシ個人では
全粒粉のパスタ、ペンネに食べごたえのある、粉のこく、おいしさを感じています。
トマトソースのスモールサイズが地元のスーパーにあったので一緒にいただいてみました。
フレッシュな味わいのある一品。残っている野菜やきのこ、ベジミートを炒めてあわせても美味しいです。オーガニック食品は、使いやすい価格、商品で試すというのもテですね。
買ったけど、使い方がわからない、高かったのでもったいなくて使わないでは、意味ないですし。

もちろん、食品のなかにはオーガニック認証のない食品、農産物もあります。もともと農薬をつかうという概念がない土地で作られた物もありますし、日本の農産物の中にはその認証の複雑さ、コストの面で認証登録がなされていない場合もあるのです。

食べ物は、生活の中で一番身近な存在の一つ。
だからこそ、なにを選ぼうか、の選択肢、自分の基準をもったほうがいい。
無尽蔵にある食、安全か否か、食べた後にしかわからない。
体に出てくる場合もある(いや、それがほとんどか)。

環境が大きく変わった日本。
また少し、その意識が薄れてきてしまっている。自分も。
もう一度、少しずつでも、そこに意識を向けたいものです。

アルチェネロ:http://www.alcenero.jp/

2013/06/15

シズル、ヨリ、ユゲ、パカフワッ


シズル、ヨリ、ユゲ、パカフワッ

これなんでしょう?
呪文?、祝詞?、お経?。
どれも、ハズレ。

4月から、TBSの日曜ドラマ『空飛ぶ広報室』を見ています。
(といっても、TVではなく、iPadを使ってオンデマンドで。
WiFi使えば、映画一本分の料金で、家に限らずどこででも、
好きな時にドラマが見られるって便利です!。)

その第一話の中で、主人公の稲葉リカ(ガッキー)が報道局記者から移動になり、
情報局のワイドショー番組の街角グルメを取材することになり、唐揚げ取材の映像を上司の阿久津(生瀬さん)に見せたところ、

「シズル感どうした?。シズル感がまるでない。
 寄りも足りない。湯気もない。
 ぱか、ふわっ。どうした?。
 撮り直せ!。」

といわれるのです。

シズル感:食べ物のもつ、つやっぽさ、汁っぽさ、みずみずしさ、滴り落ちるうまさ
     とでも言いましょうか。

より:寄って撮ることで、食べもの素材感がぐっとでてきます。

湯気:それこそ、鍋でも、みそ汁でも、ごはんでも、その熱々な湯気があることで美味し
   さが倍増します。

ぱか、ふわっ:中身をわってみせるとおいしくみえるでしょ?。例えばこんな


どれも美味しくみえる4原則

あと、付け加えるなら、

暖色系のライティング。
冷たい蛍光灯より暖色系のライトだとより美味しく感じられます。
こうしたことを気にしているスーパー、デパートの食品、お惣菜売り場は必ず暖色系ライトを使っています。

普段のお料理写真を撮るときも、
美味しく見せるコツを意識するのとしないのでは見え方が全然違います。
特別な機材がなくても、デジカメや携帯カメラの機能をいじると、そうしたライティング効果も作れます。殊に、お店さんなどは、カメラマンをいちいち雇うより、どんどん自分で写真を撮って
ブログやホームページにアップしていくことが、なによりも販売促進効果となります。

ほんとはね、デジカメ講習会もやりたいのです。
11歳からのカメラ女子なワタクシ。20台半ばで、食べ物、物取りの撮影にもちょくちょく同行しておりまして、撮り方のコツも少しは熟知しているつもりです。


『空飛ぶ広報室』もだんだんと終盤にかかって、この先どうなるのか、ハラハラとしていますが、
毎回、ぐっとくるセリフがあり、思わずほろっと(涙)してしまいます。
(第一話では、「意志あるところに、道はひらける」「正しい主張だからこそ、怒っちゃいかん」
がという柴田恭平さんのセリフがよかった!)

オンデマンドはリアルタイムの放送が終っても見られるドラマもあって、最近の開眼の一つです。
以前少しはまった韓流ドラマももう卒業かな。パターン(愛憎、権力闘争、身分違いの恋)がもうどのドラマも一緒で、もういいやって。その国の気質、背景、国情を知るいいきっかけにはなりましたけど。








2013/06/09

スイーツBasic2−3の様子

わたくしめの盛りつけ


生徒さんの作品1

生徒さんの作品2


月一回のペースで土日どちらかに開催しているスイーツBasicコース。
今回はご受講の生徒さんの都合で前回から2週間しかたっていない9日に開催しました。

この日は、米粉のバナナパウンドケーキと豆腐クリーム2種。
バナナのパウンドケーキは小麦粉で作るレシピでもバター少なくしたり、なくてもしっとりするので米粉でも作れないかなぁと何度かつくってようやく満足いくものになった、思い入れのあるレシピです。もっちりとは違う<しっとり>とした食感がポイント。
解説しながら、同時進行で作り、微妙にそれぞれで生地が違ったのであれ?と思ったのですが、計量スプーンのすりきりと少し少ないとか、そういう差が出てくるだろうし、バナナの水分の誤差も多少あるので出来上がりは大丈夫だと思います。

パウンドケーキは普段作っている210(200)×80(70)×H60mmのもの。
以前富沢商店で購入して長らく使っているものです。ワタシには一番使いやすいサイズですがこうした型は、それぞれ持っている物と違うことがありますよね。そんな場合の対処法をお伝えしましたが、今回試食タイムにも話がでた、作りやすい量、型、ってあるなぁと実感。
今後の考え方の参考になりました。

豆腐クリームも水切りから作業していただいて、どのくらいまでしたらいいのかの目安をお伝えしました。レシピもできるだけ作りやすくしたものにして、プレーンとココアを各自で分担して作っていただきました。すこしゆるかったのは冷蔵庫の温度の影響もあるのかなぁ。講習室の冷蔵庫は温度設定が低になっているのをつい忘れてしまう。通常の家だと<中>ですよね?。次回の時に気をつけるようにしなきゃ。

今回も盛りつけが課題です。デモンストレーションでまず見せて、そのあと各自で盛りつけ。
それぞれで個性的なオリジナリティーを感じるものになってますね。
美味しく見せる、美味しそうな演出っていうのも大事です。マクロビオティック、自然食、といったジャンルはどうしても地味になりがちですが、それじゃあ今の時代、すそ野を広げるのが難しくなります。海外って、そのあたり戦略がうまいということが、生徒さんとこのレッスン中にたびたび話題になります。

今回で3回目になったスイーツBasic2。今までのレシピもお家でも試していただいているようで、嬉しいです。「何かしら得てもらえればそれでいい」と以前当ブログでもお話しましたが、でもやっぱり「あれはうちじゃ作らないかなぁ」と言われるより、「あの材料買ってつくってみてます」と言ってもらえたらすごくうれしい。

レッスンやレストランで美味しいと思うものを提供するのはあたりまえのこと。うちのはまずいけどなんてのは、論外(まあそういうところもたまにありますが)。でも美味しさの基準は人それぞれですし、それを押し付けたくはないです。それよりは自分で作ることは、時間も手間もかかるけど、楽しさも倍かえってくるもの。そんな楽しいと感じる時間をもつきっかけになればと思っています。

なにやかにやでスイーツBasic2も3回目。
のこり2回も全力で、ワタシの大きな課題もチャレンジしつつ展開します。



注)
この日予定していた野菜を切るレッスンは開催人数に満たなかったため中止とさせていただきました。申込くださったかたには申訳ありません。また何かしらの形でレッスンを企画したいと思っています。

2013/06/08

インプット&アウトプット



2013.06.06@清澄庭園
お久しぶりでございます。
このところ、当ブログもアップが滞っております。
先日ようやく5月のぬかどこワークの様子をアップしました。
日付を調整して、スイーツBasic2の様子なども順次アップ予定です。

そう、6月です。5月はなにやらすでに過去。
皆様にはお変わりありませんでしょうか?。
ワタクシ塩田、5月は久しぶりに変化期突入でした。

要らないなぁというものを、どしどし捨てたり、
もういいなぁ、というものを、ぽいぽい捨てたり、
こんな風に思ってた?、ワタシ?という
要らない意識を捨てたり、今までにない、意識に気づいたり。

ちょっとしたワークショップに参加したり、マヤ暦のセッションを受けて
ビリーフチェンジしたり、自分の本来持つエネルギー、生まれてきた意味を再発見したりしていました。元々マクロビオティックでは陰陽五行を学び、そのつながりで九星気学もかじるので自分のもつエネルギーというのはしっていましたが、別の角度からの視点でみてもらうのもいいかなと、お願いしました。
マヤ暦も、九星気学も、性格を当てるというような占いではない。
長い年月と自然との関わりから計算された実学、統計学、です。

あ〜なるほどな。と安心するところもあり
そういう部分を第三者の視点で言っていただくと、
自分のコレからの行動指針が見えてくる。
おもしろいです。

要らない意識を捨てる。
要らない物を捨てる。
そうすることで、
必要な物が見えてくる。
必要な物が入ってくる。

物だけでなく、意識も捨てないと
あたらしいものが入ってくるスペースは出来ない。

今は、ワタシだけでなく変化期の方が多いです。
そういうときは、まわりばかりを気にせず、
自分のペースを大切にしたほうがいい。
自分1人の時間をじっくり取った方がいいです。

あっ、明日は新月。講習会もありますが、
準備をしながら、少し最近の日常のご報告。