2014/07/09

トマトのリコピンは加熱すると吸収率がアップする



先日メルマガでもふれました、季節の野菜トマト。

今の季節トマトが豊富に店頭に並んでいます。
地元の農家の庭先でも露地栽培のトマトが豊富です。
マクロビオティックでは
トマトは南米原産ということで常食する事をすすめていません。
食べるにも加熱して食べることとされています。

ですが、食事が肉食中心になっている日本で、
トマトもバランスを保つ存在になっているのだと思います。

暑いときに食べるトマトは身体の熱を冷ましてくれますし、
何と言ってもトマトに含まれる抗酸化物質・リコピンは、がん予防、老化予防効果。
ビタミンCは肌の老化、シミ、そばかすを抑える。
ペクチンは整腸作用がある。
など夏の体調管理に欠かせない成分が沢山含まれています。

という内容でした。
少し補足して、トマトのリコピンについて調べて見ると、
意識して摂りたい野菜だとわかりました。


■注目したいリコピン
今では様々な品種のあるトマトですが、大別すると赤系トマト、ピンク系トマトに分かれます。加熱用の肉厚で種の部分が少なく、旨味成分の多い品種は赤系トマト。日本ではサラダに添えて、生で食べることが多いのはピンク系トマトです。

トマトの皮の部分の黄色い色素はカロテンが含まれ、赤い色素にはリコピンが含まれています。高リコピントマトなども売られていますが、赤い色が鮮やかなものにリコピンが多く含まれていることになります。

リコピンの抗酸化力は、βーカロテンの2倍、ビタミンEの100倍以上とされています。
トマトを食べると抗酸化作用などが働き、糖尿病や大腸がんの発症リスクが下がるデーターもあるという。

■リコピンの美容効果
女性に取ってはうれしい、美白美肌効果も高く、美白成分として有名なアルブチンとおなじ位シミの元になるメラニン生成を抑える効果があるそうです。
紫外線にあたると、肌の深部にある弾力繊維が切られ、肌のハリや弾力を失いやすいのですが、リコピンはこのハリを保つコラーゲンの損傷を防ぎ、同時にコラーゲンの生成を助ける働きがあるとされている。


■どうやって摂る?リコピン
リコピンの摂取量の目安は、1日16mgとされています。
生食用のトマトだと2〜3個。ミニトマトだと約10個だそうです。

それだけの量はなかなか摂りにくいですが、リコピンは油に溶ける性質があるので、油を使い加熱調理すると吸収率がアップします。オリーブオイルなどを使って加熱調理すると、吸収率は生で食べた時の4倍というデーターもあるという。

人は夜に寝ている間に身体の調整をしますから、夕食に加熱調理したトマトを取り入れるのが
いいようです。

たっぷりとトマトや夏野菜を効果的に食べるなら、ラタトゥイユがおススメですね。
玉ねぎ、ニンニクをオリーブオイルで炒めてから、トマト、なす、セロリ等をざく切りして加え、上から軽く塩をして蓋をして蒸し煮します。好みでローリエやローズマリー、タイムなどのハーブを添えるとさらに食欲の増進効果がでます。

また簡単に、みそ汁に加えても美味しいですよ。
その際にはあまり煮込まず、味噌を入れる直前に出しに入れるのがいいです。


■その他の注目成分
旨味成分・グルタミン酸が豊富で、だし昆布と同じ同じ旨味成分です。
グルタミン酸といえば某合成調味料。グルタミン酸は脳の伝達物質となる成分なので「○○を摂ると脳にいい」とうのはこのため。ならば、自然のものであるトマトやだし昆布の方がいいですね。

トマトの皮にナリンゲニンカルコンがあり、アレルギー鼻炎や花粉症を抑える、改善するのを助けます。トマトの酸味であるクエン酸やリンゴ酸は、疲労回復効果、胃液の分泌を促進して、食欲増進、消化吸収を助ける効果がある。

トマトに含まれるビタミンH(ビオチン)は皮膚や爪、毛髪を健康に保つ働きがあり、皮脂腺の働きを調整して、肌あれやアトピー性皮膚炎を、白髪に対して働く。
(腸内が健康であれば、腸内でも作られるビタミンです)

そして、ビタミンPは、ビタミンCの働きを助け、毛細血管を丈夫にして、栄養や酸素を通りやすくしてくれます。また、トマトに含まれるビタミンB6には皮膚病を改善する効果もあり、トマトに含まれるこれらのビタミンが総合的に働いて、美しい肌を保つのに効果を発揮してくれます。


蒸し暑く日差しの強い夏は、肌も体力も疲れて調子がでない事が多いです。
トマトを毎日の食事に取り入れて、環境に負けない身体作りを心がけたいものです。


なんと、フェイスケアにトマトの絞り汁を使ってパックや洗顔するのも
潤いをアップし、美肌力を高めるという方法もあるそうです。


最近こうした食べ物の健康効果をあれこれ調べて、意識して食べることが楽しいです。
食べ物はお薬ではないですが、身体になんらかの作用を及ぼすものなんですよね。

そしてその効果を意識しながら食べると、身体への働きかけ具合が違ってくる。
そうした食べ方が、ワタシ自身にも変化をもたらしているところです。


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健康効果のお宝あふれた<黒ごま>がテーマのスイーツ講習会です。


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