2013/11/08

柿しごとはじめます!

地元のファーマーズマーケットで柿を購入!。
ざくざくっと切ってほうろうで。2009年


観察用に保存瓶に。2009年。


久しぶりにあたたかな日和の東京です。
午前中、用事のついでに地元のJAファーマーズマーケットをのぞくと
かぶ、大根、葉もの野菜と季節野菜が充実していました。
その中で、黄色いかたまりのコーナーに目をやると、柿がぎっしりとおいてありました。
今年は柿が豊作の様子です。干し柿用(渋柿)と富有柿。思わず、手にしてしまいました。

干し柿は去年は少しだけ作って、
ちょびちょびと食べたりスジョンガを作ったりしました。

生の柿の利用法ってあまりないですよね。
食べ過ぎると冷えると言われるし、味としては単調だし。

4年前に、やっぱり柿を沢山いただいてどうしたものか〜と思いあぐね、
<柿酢>をトライアルで作ってみたのです。
今は、インターネットで調べると情報はものすごくありますよね。

作り方は至って簡単!。柿をざくざくと切って(ワタシはサッと洗って水分をふいて)
瓶や保存瓶に入れておく。
柿の表面についている酵母、乳酸菌と、柿は糖度が高くそれが発酵を促すのをまつ。
だいたい半年〜一年。ときどき匂いをかいで、腐敗臭になっていないか?チェック。
次第にアルコールの匂い、酸味の匂いに変わっていった。

不安だったのが、表面にある、白っぽいモヤモヤっとした膜。
なんだろう〜と思いつつ、ちょうど作ってしばらくしてから、
東京農業大学の発酵学の教授のいらっしゃる発酵ワークショップに参加して、
合間に
「実は柿酢を作ってるんですが、上に白いモヤモヤの菌というか膜が張ってるんですが
大丈夫でしょうか?」とお聞きした。

「えっ、柿酢作ってるの?。難しくない?、あ〜白い膜ね。
 それ、酢酸菌。お酢作ってる会社はそれを取っといて次の年にまた加えるんだよ」

ざっくりと記憶すると、そんな風に教えていただいた記憶がある。
酢酸菌は糖を分解してアルコールに変える。
産膜酵母が悪さをすると、やはり少し悪臭になるそうです。
産膜酵母、ヌカドコ講習会でも出てきましたね。

その時は、
ほうろうのストッカーと観察用に小さな保存瓶に入れて作りました。
初めて作った割りには、ちゃんとお酢!になってました。
以前健康にいいとうことで話題にも一時なったのですよ。

柿の健康効果としては、
・風邪予防、貧血予防、血圧を安定させたり、疲労回復、心臓病予防
 =ビタミンC、カロテン、ミネラル、食物繊維

・抗がん作用
 =クリプトチサンチン、リコピン

・二日酔い予防
 =タンニン

などをサポートしてくれるようです。



干し柿は、かわをむいて(向き方がポイントなのです)、
雨に当たらない用、ひたすら干す。
そうすると水分が抜けて、ねっとりとした干し柿になる。
↓これが去年の完成品。

柿しごともおもしろいですよ。
梅干し程手間はかからないです。
干し柿も出来上がりが楽しみです。

追記:
ワタシの干し柿の作り方は、特に焼酎に漬けて、お湯につけてといった作業で渋抜きしません。皮を剥く時に、お尻のところを少しだけ丸くとっておき、枝を紐で結んでハンガーにかけてベランダに干す。よる寝る前に取り込んでまた朝出す。といった感じです。半月ほどで乾いてくれたと思います。



干し柿完成。2012年

あっ、12月の講習会は
この干し柿を使ったスジョンガ、
そして柚子茶で作る米粉の蒸しケーキ(シルトックふう)、
麦焦がしの茶巾でもしようかと思いつきました。!
柚子茶作りは今年は講習会ではしません。

日程は、キッチンの予約が12月15日、12月22日とれています。
近々アップしますね。

秋と冬の野菜、雑穀を味わいませんか?


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