2015/09/03

呼吸が変わると、心と体が変わる!


Macrobiotic的な生活を分かりやすく見ると、

思考

行動

呼吸

飲むこと

食べること

という
エネルギーの流れを構成しているといいますが、


<呼吸>は真ん中にあって、
私たちの体と心に重要な働きを締めています。

心臓が活発に動いた夏が終わり

これから秋になり、<金>のエネルギーが高まる季節。
肺、大腸が活発になる季節ですね。

医学的には、
<心肺機能>と対で言われるくらい大切な器官です。


正常な大人の安静時の呼吸量は450〜500mlと言われます。

人の体や物質は、
酸素を取り込む事でエネルギーを燃焼し、
老廃物質として二酸化炭素を発生します。

(よく天ぷら油が高温になって引火したとき、水ではなく
 乾いた布やぞうきんなどを覆って酸素を遮断させて消化させます)


これと同じように二酸化炭素が体内にたまると、
脳や全身の働きが鈍くなり、疲労感が増し、
体の機能がうまく働かなくなるのです。

心臓をポンプにして全身に自由に動く血液は、
酸素や栄養素、ホルモン、免疫体、などの
様々な体に必要な成分を運んでいるのですが、

酸素が増えることで、
酸素を運ぶ赤血球が増え
体の健康を左右している

とも言えるでしょう。



こうした酸素を取り込む機能が<呼吸>です。

この呼吸は、

寝ている間や日常生活では
無意識に行われている。
(自律的に働く)

と同時に、

有酸素運動や、気功、ヨガなどで、
意識的にも行うことができる。

のです。


つまり、

ストレスやリラックス状態には、
自律神経が関わっていますが、

交感神経(緊張状態)と副交感神経(弛緩状態)
のバランスは、
呼吸によってもコントロールできるのです。

私たちは、
緊張状態、悩んだり、恐怖に直面している、
という時は、呼吸は浅くなり、ペースが早くなります。

逆に
弛緩状態、楽しかったり、リラックスしている
という時は、呼吸が深くなり、ゆっくりとしています。


今、様々なシーンで呼吸が重要視されていて、

『人生を思うように変える呼吸法』
という本も出ているくらいです。


Kushi Macrobioticでは、
動物性食品をとると、呼吸(Breathing)が短く、荒くなる。
そのため、代謝をするためにより酸素が必要で
カロリー(エネルギー)燃焼するために動かなければ(Activity)
ならなくなる。

と教えられました。

呼吸はそれだけ大切なのです。

けれども、
動物性食品を摂る事で、呼吸が短く、荒くなることはありません。

呼吸が短くなるのは、
その人の置かれた心理的、環境的な状況が大きいです。

ゼエゼエ、ハアハアという呼吸。
激しい運動をしたときにはなるにせよ、
普段の生活の中でこうした呼吸になることはありません。

逆に、普段から、

深い呼吸、ゆっくりとした呼吸をする時間を
意識してとることが大切なのです。


私の場合、
朝起きて15分は音楽に合わせて
ストレッチ、気功、リンパマッサージをするので、

この時が、
リラックスした呼吸をする時間になります。


マクロビオティックはとてもいい
生活哲学なのですが、

時々、<食べ物>のせいにしてしまいます。

食べ物好きな私としては、
そこまで、食べ物のせいにしないでほしい。

と思ってしまいます。



食べ物に色付けしたり、
変な添加をしたり、
本来あるべき物でなくしてしまうのは、

人なのです。


私たちは、
自分で自分の意識を変える事ができます。

そして、
なにが自分には最適なことなのかを
気づけたとき、行動が変わってきます。


それはまるで、
ゆっくりとした呼吸をするたびに、
心と体が変化していくのを感じることと同じなのです。

秋のさわやかな空気を感じて、
ゆっくりと深呼吸をしてみませんか?

【参考記事】
肺をキレイにすることは美肌対策につながる。そのワケは?

酸素と呼吸で心と身体が変わるなら意識して呼吸をしよう


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