2015/09/17

一点だけを見て、お肉を制限するとつらくなるのです。

石垣牛のお店:CORNER`S GRILLランチプレート

最近お肉が見直されていますね。

先日も『所さんのニッポンの出番』をチラ見していたら、

ニッポンの和牛が
なぜこんなに高いのか、
和牛の特徴はなんなのか、
美味しさの秘密はなにか?、

などを外国人女性がレポートしていました。

そもそも日本には、
明治時代以前は牛肉を食べる文化があまり無かった。

といわれていますが、
大名など一部の階級の人たちは、<薬食い>と言って
食べる習慣があったとされています。

彦根藩の井意家に水戸藩の徳川斉昭が<その薬>
を所望して断られた事が、桜田門外の変の
遠因になっているとか、いないとか?。

日本ではそもそも牛は、
平安時代の牛車とか
畑を耕す農耕牛として、
日常生活をともにする存在だったのが、

開国とともに外国人が<肉食>を求めたことから、
それまで農耕に使われていた但馬牛を食べた所、
ちょうどいい脂の入りかた=刺しがはいって、
旨味のある<和牛>を食べるという文化が発展してきた。

赤身と脂身とが離れている外国産の牛肉に比べて、

適度に脂身と赤身が混じり合った和牛。
その脂身と赤身の間には、アラキドン酸が含まれていますが、

脳細胞の膜の成分の14%はアラキドン酸で構成されているため、
認知症予防や元気の源とされています。

また、
このアラキドン酸は<幸せを感じる>幸福物質である
アナンダマイトを作るため、
牛肉を食べると幸せな気持ちになるというのです。

マクロビアンの方やヴィーガンを実践している方は、
牛の体温は人間の体温より高いので、
<牛肉の脂を人が食べると固まりやすい>
とか、
言われますが、

飽和脂肪酸である牛の脂肪は、
バターやココナッツオイル、などと同じく
オメガ3脂肪酸とオメガ9脂肪酸を含む
安定的な脂と言われる。

もちろん、
量の問題もあると思いますし、
同じ牛の脂でも、乳の脂になった場合、
合う合わないは、あるのかなと思います。

ワタシの場合、
牛脂は特に問題ないですが、

以前は大好きだったのですが、
バターは合わないなぁと感じています。

それも人それぞれなので、
自分はなにが合うか合わないかを
観察するの必要があります。


それに、
どんなにいいものでも、
ただ、食べ過ぎればいいという物ではなく、
牛肉も一日の摂取量の目安は70gで、
継続的に食べるのが理想なのだとか。

お肉を食べないことを選択している

ある食事の仕方を理想として決めている。

思想として生き物を殺生するのがよくない。

など意見もある事でしょうけど、

そもそも
食べるということは、
人が生きるという事は、

誰かのおかげで生きていることだし、

また、
誰かのために、働くために、生きている

ものだと思うのです。

それには、
食べるという<欲>もあっていいし、
生きたいという<欲>があってもいい。

番組の中で登場していた、
94歳のピアニストの日本人の女性は、
お肉を食べて、
コンサートの練習を一日数時間こなしても元気で、
そして人に音楽の癒しや喜びを提供している。

素敵な事じゃないですか?


思想をもって食べるのも大事な事ですが、

制限する事を少し緩めて、
視点を広げてみてください。

そうすることで、
より大きな視点で捉えることが出来て、
今の思想がより豊かな、あなたらしいものに

なる気がするのです。


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