2012/12/26

スイーツBasicコース5回目の様子






「当日、防寒対策をしてきてください」

クリスマス前の土曜日、スイーツBasicコースの五回目があり、
その数日前に、生徒さんにこんなメールを入れました。

今回はパイ皮からつくるアップルパイ。
パイは油脂と小麦粉をうまく重ね合わせて層にします。
その油脂がだれないように、油脂も固く冷やし、作業する場所も涼しくして作業。
(スイーツを作っている所は、夏は暑く、冬は寒い・・となるのですが)
なかなか、スイーツ教室で防寒対策を言うところはないかもしれません。汗。

通常は、乳製品のバターがその主な材料となります。
マクロビオティックスイーツでは菜種サラダ油や米油、といった植物油を使いますが、
今回のパイでは、これもネックに成る食材でした。
まずは菜種サラダ油を使ったミルフィーユ生地も作ってみましたが、やはり思うようなものにはならなかったのです。
ホロホロのタルト生地のようなパイ生地にはしたくなかった。
タルト生地はタルト生地。パイ生地はパイ生地。そのイメージを最初につくりました。

バターに変わる材料はイメージの中にありましたが、
今回は試作をしてはイメージをし、試作してはイメージし、で11月から5回はしたでしょうか。

リンゴも普段よくつくる煮リンゴと行程を変えて、
よりアップルパイに合うように、どのリンゴでも微調整しやすいようにしました。

当日は、同時進行でレクチャーしながらパイ生地づくり。途中リンゴを煮て、詰めて、焼いて、
粉の計量から、焼上がりまで、お一人22cmのパイ皿1台分を作っていただきました。

同じレシピで、同じ説明で、進行しても、おもしろいですね〜。その人それぞれで、出来上がりが違うのです。
パイも、繊細にサクサク、切れのいいサクサク、一番粗いザクザク(はわたしのでした)。
リンゴも、グラニースミス、ふじの二種類を使いましたが、火加減、混ぜ加減の違いが作用したのでしょうか、
それぞれに出来上がりに違いがありました。
ぴっちり見本(ワタシの)と同じ出来上がりでなくていいと思っています。

ものをつくる時って、レシピや情報だけで同じ物が出来るわけではないです。
その時の温度、湿度、火加減、混ぜ加減、
頃合いの見極め、その人の持つ力加減、エネルギー、そうしたことがヤッパリ関わってくる。
それを実際に自分で一から作ってみて得られることは、コトバで表現できるものでもない。

スイーツBasicコースは5回連続講習で、素材と格闘し、焼いたり、蒸したり、混ぜたり、素材の頃合い状態を肌で感じて作っていただて、最後もそうした講習になったようです。
またそこからイメージして、各自のアレンジもしていただけたらと思っています。
お家でも1人で出来る、が目標の講習会です。
次のBasic2へのテーマを決めつつ、おわった講習会。
春からを目指して、プラン立てしておきます。
Oさん、Sさん講習会おつかれさまでした。また次回、楽しくスイーツつくりましょう。

※今回のBasic1のコースは来年後半に開催を予定しています。内容はこちらをご参照ください。

<今回使った材料>
前回の物とあわせてもうしばらくお待ちください。





2012/12/14

柚子茶講習会の様子








柚子のシーズンがやってきました。
毎年11月の半ば過ぎには東京でも出回る本柚子ですが、地元のファーマーズマーケットでも出ていましたがなにやら実が小さく、昨年取り寄せた高知の無農薬柚子を今年も選びました。

柚子は寒い季節には摂りたい効能も沢山あるので、やっぱり今年も!と柚子茶を作ってしまいます。既に我が家の毎年行事!。
煮てジャムのようにしているものもあるようですが、我が家の作り方は初めて作ってみた韓国の作り方を少しずつアレンジして、簡単に、そして、痛みにくいようにした作り方です。
慌てず、のんびりと、座りながらの刻み作業。柚子の香りも部屋いっぱいに広がって癒しの時間でもあります。

ヘタと痛んだ皮の所を取り除いて、後は余す所なく使える柚子。
種はローションをつくったり、乾燥させてお茶にもいい?らしいし、お醤油に加えてもいいそうです。種だけでお風呂に入れてもいいのかも?。

出来上がりまでしばらく待ちますが、スイーツ、料理にもアクセントに使ってみたいです。
今年の冬も寒さが厳しい。柚子の香りと、黄色い色が、癒しと元気を分けてくれそうです。

プラスワンメニューは韓国繋がり?というつもりはなかったのですが、
今年チャレンジした大根でのカクテキキムチをパスタにしてお出ししてみました。


<今回のメニュー>
・ 柚子茶の素
・ 柚子ジャムシリアルバー
・ 柚子茶
・プラスワンメニュー(カクテキキムチパスタ)



2012/12/12

アップルパイを試作中


スイーツBasicコースの最終テーマ、アップルパイを試作中。
基本、バターと粉を混ぜ込みながら層を作りサックリとした生地でリンゴをくるんで焼く。

しっとりとパンっぽいのはしたくない。
全粒粉を使ってずっしりとしただけのものにもしたくない。
あの、バターの粘り気のある油脂の質感をどうしたらいいか?。

マクロだと菜種油だけど、それだと、<ずっしり、ホロホロ>にはなるけど、サクサクは難しい。
マクロだから、ずっしり、でいいじゃない?。というのもある。
それで妥協する?、美味しさの基準は自分の中にある。

でも、初めて作った(バターを使って一般的な作り方で)サクサクっと軽い層のアップルパイ。
それを目指したい。きっとそういうものがマクロでも必要なことなんだと思う。
少しずつ理想型になってきました。

1、まず油脂系から攻めてみた:
  層がホロホロ系。色白なパイ。照りもいい感じ。


2、粉系のアレンジ。そして油脂系の調整:
  サクサク!にはなった。全粒粉が入るので色黒系。
  あとは扱いやすい生地になれば切り口の層もでると思う。




スイーツコースご受講のお二人に、経過報告もかねて。

メープルシロップ、エクストラライト




メープルシロップは、ご家庭でも一般的な物に成ってきたでしょうか?。
う〜ん?。そうでもないかもしれないですね。
ワタシがメープルシロップを身近になったのは、ヨガをやり始めた頃にメープルシロップとレモン汁を水で割って飲むデトックス法があって、それで使い始めたのを覚えています。
そのあとは、マクロビオティックのスイーツを作る時に、甘みをメープルシロップで付けるので頻繁に使うようになったくらい。使い慣れるまでは、普通のお砂糖に比べても値段も高い物ですし買うのにも躊躇してしまいます。

メープルシロップは、濃い飴色の、独特の香りのする甘みですが、グレードがいくつかあるのをご存知でしょうか?。「エクストラライト、ライト、アンバー、ミディアム、ダーク」と
おおまかには、この5つのグレードがアリ、パンケーキやホットケーキに登場するのは、アンバーやミディアムが一般的です。
スイーツBasicコースでも甘みとして、メープルシロップを何度か登場させています。
今回豆腐チーズケーキでは、エクストラライトを使いました。

メープルシロップ独特の香りがきつくなく、さらっとしているシロップで
豆腐チーズケーキに合うと思います。他にも抹茶風味のスイーツや色をキレイに出したいスイーツにもいいと思います。

こうしたメープルシロップは洋風食材を扱うお店では品揃えが充実しています。
ワタシが、初めて見かけたのは成城石井です。ここはエクストラライトのシロップに力を入れている?ようで、オーガニックもあったようです。(講習会用に購入した後に存在を知って、あ〜!とあとの祭り)写真のものは、何時も便利な、KALDI COFFEで。
メープルシロップも、使い分けてみるとおもしろいです。

食材をご紹介しているのは、
自然食品店で扱う物それだけでは限定的で、食の世界が広がらない。
オーガニックを意識したり、素材の良さを意識して品揃えをしているお店も自然食品店以外にもあります。そうしたお店で買うことで、よりよい食材が広まることが、本当の意味で食を豊かにすることにもなります。まだまだ自分も知らない食材も、日本各地にも、世界にもあります。
広くお店を見て、自分でモノを選ぶことも、料理をする上で必要なことだと思っています。

2012/12/05

スイーツBasicコース4回目

試作の時のもの。この時はブルベリーソースを添えて。


1/8カット位。ソースももってくればよかった・・。

11月25日。連続講習のスイーツBasicコースも4回目です。
今回はマクロスイーツの中で、定番、そしてクリーミーなスイーツの豆腐チーズケーキ。
乳製品の生クリーム、チーズ、を使わずにクリーミーな味が出せるのか?。
普段のスイーツを食べ慣れている方々には、本当?と思われるかもしれません。

ワタシも乳製品、かつては好きでした。牛乳、生クリーム、チーズやバターは日常的なものでした。
バターはヨガをやっていた頃(最近はとんとご無沙汰です)は溶かしてくるとでてくる不純物(たぶん蛋白分だと思う)を取り除いた、ギーをよく作ったりしていました。でもこれも目の回りに脂肪としてよく溜まり、乳製品を摂って出てくる不調を知って常食することは無くなりました。時々少しはあります。今回も某コーヒーチェーンで展開のダブルチーズケーキをいただいてみて「あ〜こんなものなのか」と体験してみるくらい。

豆腐のチーズケーキもイロイロなレシピ、作り方があると思います。
今回はケーキの標準んサイズの18cmのスポンジ用丸型を使いました。それに合わせた材料配合。分かりやすく、サイズ調整のしやすい分量だと思います。

今回のスイーツBasicコースでは、
配合とプロセスの作りやすさを意識しています。「めんどくさそうだな」だとそこで、「やってみよう」という意識がそがれてしまものです。プロセスも材料もイロイロなやり方、材料もある。その中で、選ぶこと、体験することが大切だと思います。

今回あるプロセスで、生徒さんお二人がそれぞれで「自分はこのやり方でやってみたい」とおっしゃってチャレンジしてくださいました。ワタシはこの時すごく嬉しかったんですね。
基本のやり方をするのは大事。でもその先の「自分がなにかを選んで、体験する(行動する)」
料理の世界のことだけど、それを積んでいくことで日常にも繋がってく。そんな気がしています。

ワタシ自身もまた、選ぶこと、体験することを、来年にむけて意識していきたいと思っています。
あっ、5回目ラスト、アップルパイもまだあります!年内講習にむけて、試作をしています。
アップルパイの美味しさとは!?をさぐりながら、美味しいの頑張る!。


2012/11/27

有機のドライフツーツ




スイーツBasicコースのパウンドケーキの回ではドライフルーツをたっぷりと使いました。
当初自然食品店でまとめても考えていましたが、買い出しのルートの関係で、
数カ所での購入に成りました。
ドライフルーツ多種類を一カ所で確保するのは難しいかもしれません。
容量等でそれぞれの商品で微妙に価格が違っていたりしている。
あるところでは、有機のものはお取り寄せになるとも言われましたし。

とはいえ、扱うお店は増えてきましたね。
レーズンなら割と見つけやすくて、普通のスーパーでも置いてあったりします。
無印良品でも、今オーガニック化に力を入れているようで、試作の時に使ったアプリコット、デーツは無印で購入しました。
有機JAS認定のもの、外国の有機認定機関の認証のものがほとんどでしょうか。

ドライフルーツ、ドライナッツ類は
有機認証のものは、もちろんそれらを使うと認証されませんが、
色をきれいに保つ為に、素材の白さを出す為に、漂白剤を使っていたりということがあります。
着色料は天然の物はワタシも使ったりしますが、本来のもの・自然のものとはではない添加物は
やっぱり嫌だなぁと思っています。逆にそれをしてまでは食したくない。
今の時期干し柿もよく出回っていますが、柿の糖が乾燥とともに飴化して茶色くなってくるもの。
(今年は少しだけ干し柿用の柿が手に入り、今ベランダで干しています)

日本人は特に、色や形、匂いといった五感を食の中にも求めますが、それ故に添加物も多くなってしまっている実態もある。色が鮮やかでないと売れないたこ、ハム、は典型かもしれない。
食べる物はキレイで、おいしそうな見た目も必要ですが、過剰なきれいさは本当に必要なのだろうか?。それは自然本来のものとはかけ離れてしまっていないか?。

お店に並ぶ食材の色をもう一度、見てみてください。

2012/11/21

縁のある場所

2012.10.26@setagaya




人には、それぞれ

生まれた時の場所、
幼少期〜学生期に育った場所
学んだ場所、
仕事をした場所、
暮らした場所、
縁のある場所があるものだと思う。

今、料理講習会を開催している、成城という場所。
思えばここも、ワタシ(塩田)に縁のある場所だった。

元々は、住んでいる地元にあったNatural Hauseが閉店してしまい
ちょちょいと自転車で行ける他の店舗が、成城にあった。
(今はここも閉店してしまったのだけど)
仙川の川縁、成城の桜並木を通り、静かな住宅街をサイクリングして
買い物をして、少しアロマショップを見たりしながら帰る。
ちょっとした憩いのひとときでもあった。

(そのNHの本社にその後勤めるのだけど、この本社のある場所も縁のあるところでした)
そして、成城は一時、マクロビオティックを学んでしばらくしてから、
ひょんなことでカフェの運営をすることになった場所でもあります。
この時の成城はなんだか敷居が高くて、大きな壁のように感じた場所。

自分では忘れた頃に、思っていたことが形になって現れる。
食のワークショップや講習会を考えていた頃、ひょんなことで今の砧総合支所の料理講習室のことを知る。また建て替えたばかりのきれいな、こじんまりとしたキッチンスペース、ガス機器、ガスオーブンもある。ここでならやりたいと思った。
世田谷区民であることに感謝し、また成城とのご縁を感じた。
(とはいえ、住むご縁は無さそうだけど・・・)

その場所の持つエネルギー、例えば成城なら、住宅街、文教地区、自然環境、
というエネルギーがあるように、街、エリアでそれぞれのエネルギーがある。
それが、人の持つエネルギーと共鳴するものかもしれません。

週末は成城学園で公開講座を受講します。初!成城学園生!。
(講習会の前だけど大丈夫かな。今から準備万端しておかなきゃ)


2012/11/14

巻き巻きものが好き!


日に日に寒さを感じてきました。
ついこの間まで「暑い!。暑い!」と言っていたのにヤッパリ冬が来るんですね。
マフラーや手袋、ヒートテック、ダウン、ブーツと防寒対策小物は冬の必需品。
殊に、マフラー、ストール、ショールといった、<巻き巻きもの>は1つ買えば長く使える。
でも、ついまた気になってもう一枚!と成ってしまいます。ワタシだけでしょうか?。
自分でも好きなのは自覚しています。

シーズン問わず長く使う定番としては、<竹布のストール>。
竹の繊維を織り込んで100%竹で出来た布です。
その布で出来たストールはガーゼのように肌触りが良くて、保温性、吸湿性があり、
体の汗や匂いも発散してくれるのです。
なのでクーラーの効いた部屋と外の温度差があるよう
な夏場でも持ち歩いて、ひょいと巻いたり肩にかけたりします。

他にインド綿のスカーフや、薄手の繊維のストールは春夏シーズンに。

ウールやカシミアのマフラーストールは、ヤッパリ冬に使ってぬくぬくと暖かい。

今シーズンは、『ガイアの夜明け』雑貨特集で見た、播州織りのストールが気になって、
渋谷に行く機会が何度かあり、ようやく2度目で扱っているLIVETARTを見つけました。
 播州織りという織物の名前を初めて知りました。その作家さん玉木新雌さんのストールは
イロイロな色が混ざり合い織り色が重なったりして味のある織物でした。
赤の混ざった色を意識してチェックしていた所、オレンジ色のものを勧められ、
写真のものをセレクト。(ホントは見るだけのつもりだったのに・・・・)
当ててみると薄手で、ふんわりと柔らかくてぐるんと巻くのに良さそうです。

日本は食だけでなく、その土地ならではの、工芸品、織物、陶器があります。
そういうものを少しずつでも暮らしに取り入れていきたい。
そして長くじっくり丁寧に使っていきたい。そう思っています。

巻き巻きものはそれに、巻くだけで暖かさが違います。
首のまわりに風池、風門といった風邪に関わるツボがあって、ここを保護しておくと風邪
の予防に成ります。巻かなかった20代はゾクゾクっとしたら風邪をひく、をよくしていました。
この冬は、巻き巻きものを楽しんで寒さを乗り切ろうと思います。



オレンジ色に色が混ざって味のある感じです




2012/11/07

スイーツBasicコース3回目

試作で作った時のものサイズは同じ9cm×21cmのもの

ドライフルーツたっぷり

アップにするとこんな感じ

4日は、スイーツBasicコースの3回目。
ドライフルーツとナッツを使ったパウンドケーキとシリアルを混ぜた全粒粉のクッキーです。

1回目のパンケーキは、様々な小麦粉で作っていただきその質感と、ケーキの混ぜ方を
2回目のお団子も、上新粉、白玉粉の質感、そして混ぜるときの手の動き、丸めること
がポイントでした。
3回目の今回は、前回2回の手の動かし方が活かせる動き!だったかもしれません。
それと、ようやくスイーツコースらしくなってきましたでしょうか?。

スイーツとわたしの関わりといえば、
スイーツパティシエの経験があったとか、そういうことはなく、
中学生の頃、我が家に初めてガスオーブンが来て、
母親のつくるパウンドケーキとクッキーを、少し手伝ったりしたこと。
高校生の頃友達の家に行って、
ショートケーキにバタークリームのデコレートとすみれの花の砂糖漬けが飾られたケーキが
手作りのものだと聞いて、「こんなのできてすごいなぁ」と思った記憶。

社会に出るようになってから、一時生活情報誌の編集部に所属して、
そこでスイーツの<試作>をあれこれさせられた。
生クリームと卵白とチョコレートと小麦粉少しの、ガトーショコラ。
イースト発酵させたドーナッツ。
リンゴを延々煮させられたアップルパイ。
卵白と卵黄をふんわりと泡立てたシフォンケーキ。
カレーの具から作ったカレーパン。
忘れてしまったものもあるけど、
スイーツ以外の、昆布とかつお節の出しを初めてとったのもその時だった。

マクロビオティックを学び始めて、
バターや生クリーム、卵を使わないスイーツはなんだか難しくて
レシピ本も少なかったし、分かりずらかった。
なんとな〜くで作ったクッキーはサクサクしなかったし、
ケーキもイマイチピンとこない出来だった。
卵を使えば、ふんわりするし、バターを使えばサックリする。でも、使わない。

数年位前になるが、一時カフェの運営をすることになり
料理だけでなく、スイーツも必要だとなって、自分が出来るもの、作りやすいもの
ということで、パウンドケーキを作り始めた。
最初はあるレシピを参考にしながら、それをパウンド型に当てはめ、レシピ調整し、
そして次第に自分のオリジナルの配合に作っていった。
そこから更に、具材をかえたりまたオリジナルの配合にしたりして、
パウンドケーキはもう、イロイロ作ったなぁ。

焼き菓子は、クリームのケーキに比べたら地味だけど、
材料の配合、分量で自分だけのオリジナルを楽しめます。
今回もドライフルーツを柔らかくする漬け込み液に、
各自のお好みのリキュールを選択していただいた。
切り分けた時の香りを楽しんでいただけたらいいな。

クッキーも作りやすい材料を選んで、キメ!食材を加えてサックリとするように。
それと、講習会中にご質問のあった、調整をもう一度ワタシもやってみます。
講習会をしていると、あれ?と気づかされることもあり、それが自分の得るところでもある。

最初はとっつきにくい、マクロスイーツですが、
作り慣れると、素材の味を味わえる、季節を感じるスイーツにもなります。
今月中にもう一度、マクロスイーツの王道、豆腐チーズケーキ!を作ります。


2012/10/29

こがねもち米





もち米というと、羽二重もち米をよく聞きますが、もち米も色んな品種を見かけるようになりました。
ただ、白米もち米だと、有機栽培のものは手近になく、ましてや玄米餅米は
とりよせ意外には手に入れにくい。なので今回も白米のもち米をつかいました。
さつま芋餅に使ったもち米は、クイーンズISETANのプライベートブランド
GQ山麓栽培<新潟こがねもち・もち米>です。こがねもち、なんとも縁起のいい名前ですね。

こがね餅、最近年末になると、お正月の切り餅でこの<こがねもち>という名前を
よく見かけます。銘柄のないお餅と比べると、弾力があってヤッパリおいしい。
今回はこのもち米を炊飯器で炊きましたが、以前使ったものとは違う弾力が美味しかったです。
たぶん、用途によって使い分けられるのでだと思います。のびのいい<羽二重餅>と弾力のある<こがね餅>。

そろそろ、年末の足音が聞こえだしてきました。お餅も店頭に増えてくる頃。
お餅を見かけたら、どんなもち米なのか、ラベルを見比べてみてください。


2012/10/28

さつま芋餅をつくる






アンコール講習会、【さつま芋餅】。
お一人で1回分を作っていただくので、一品をしっかりつくります。

普段は、圧力鍋で一気にもち米とさつま芋を炊き上げて
一気にすりこぎで突いてお餅にしますが、
今回は、お家に圧力鍋がないということで、
砧キッチンに設置されている炊飯器2台を使いました。

あわせて、自宅に玄米もち米が残っていたので、
デモンストレーションをしながら、これは玄米もち米でつくりました。
炊飯器で玄米、白米餅を炊くのって(炊飯器のちょっとした整備の違いもありましたが)
時間がかかるのだなと改めて感じました。

圧力鍋だと、白米餅でもピンがあがって3分、
後はそのまま置いて蒸らして15分位。
玄米だと浸水させてから少し長めに炊き込み。
炊く道具は、それぞれで炊く時間や素材の扱い方が違えども、
なにかしら出来るものです。

この日は、料理講習室のある成城ホールもお子さんのピアノ発表会でお子さん達でにぎやかでした。
食欲の秋といえばお芋!?。
文化の秋といえば読書・音楽・絵画鑑賞?。
少しだけ、秋を感じた一日。









2012/10/24

お醤油はどれを選ぶ?


久しぶりに食材のご紹介。
スイーツコースの2回目のみたらし団子、
そして豆腐のレシピでの豆腐と昆布だしのコンソメスープ、
さらには以前のお惣菜アレンジでのきんぴら。
どれも味の決め手になるのはお醤油ですね。

お醤油も、こいくち、うすくち、減塩、たまり、さいしこみ、はたまた、冷や奴用、卵用、納豆用なるものもある。お醤油ならどれも同じだろうと思いがちですが、本当に違うんだぁと感じています。
多分作る土地柄でも選ばれる味は違うでしょうし、料理によっても向き不向きがある。
(ハイ、ついついあった で作ったきんぴらが濃い色になったのはそのせいです・・反省)

純正醤油 こいくち 900ml

ついつい、お醤油、お塩、はお店で見てこれは!?、と試してみたくなります。
以前我が家では、地元にナチュラルハウスがあった頃から、<林さんの醤油、こいくち、うすくち>を使っていたのですが、成城店がなくなり、ちょいと醤油を買いにいくが、出来なくなってから厳選食材を取り揃えている地元のスーパーで扱っている物に変わりました。純正食品丸島の純正醤油(濃口)です。

この丸島さんは、マクロビオティックの創始者桜沢如一氏の考え方に共感して商品開発をしています。

お醤油は、他にもいいメーカーさんが全国各地にあると思います。
何代も蔵に残っていた酵母や菌を大切にて、その蔵だけの醤油を作っていたりします。

弓削多醤油 木桶仕込み醤油 360ml 

この間のおでかけランチ会@高麗川で購入してきた、弓削多醤油さんも埼玉産の大豆、高麗川の伏流水を使って、木桶で仕込んでいるそうだ。まだ封を開けてないけれど、これからの季節、煮物使ってみたいのです。(高麗川から持ち帰ったけど、クイーンズISETAN仙川店でも扱ってました!。さすが!クイーンズ)

食品は買う時に実演販売していることもあるけど、実際に口にして、食べてみて購入するということが少ない。だから、パッケージやラベルからその商品の情報を得て、また色、つや、形などから鮮度を見分けて私たち消費者は購入する。インターネットだったら口コミを見たりして。
食材を購入する時、表示ラベルを見てみてください。素材が分かりやすいシンプルな材料か否か。
なにを選んだらいいのか分からない時、一つの基準になると思います。

そして、醤油、味噌、塩、みりん、酒、といった調味料も買ってきたら、少しなめてみて下さい。
丁寧に素材を扱って作られた商品は、あっ、美味しい!と感じるはずです。

2012/10/20

ベジフェスに行ってきました







東京ベジフードフェスティバル。通称ベジフェスに行ってきました。
動物性食品を使わず、自然環境や健康を意識した食事、生活用品を扱っている
祭典です。

初めて意識していくようになったのはもう4年位前。
その頃はバタバタとリサーチがてら10時か11時くらいい行って、
お店の人ものんびりと準備していて、入場者もまばらだったのを覚えている。

今回もこの後に立ち寄る所があり、11時少し過ぎたくらいに会場に到着。
すでに人の波が出来ていた。
奥に行くと食べられるテーブルスーペースがアリ、そこもかなりの人、人、人。

ざっと見て、まずはランチを入手しなければ、とアレコレ見ているうちに、
売り切れになってしまったところもあった。

普段なかなか手に入らないベジチーズをつかったベジバーガーもあった。
5分待ちだったので、今回は諦めた。ベジチーズも気になる・・。

ベーグルを使ったALASKAさんのひよこ豆のペーストのベーグルサンドイッチ、
アインソフさんのラップロールなどをランチとして購入。

アップルパイがあれば講習会用に参考にしたいなぁとおもったが
思うようなものはなかった。

スイーツ物、パンものには人がおおく集っていた。
野菜、豆類、オーガニックコットン、海藻、インスタント食品、アガペシロップ
など、ベジ、ビーガン、マクロビオティックの食事を推進している人たちの
選びやすい食材も充実していた。
今回はあまり買い物をするつもりはなかったのだけど
ビーツ、大豆タンパク、アガペシロップ、あらめを購入。

美味しいランチを、すんなり手に入れるには11時前後に行って即決で購入するのが
おススメです。悩んでいるとすぐに人波ができてしまう。
明日も天気がいいようです。ベジフェス日和です!。

あ〜気になる食材がまだあった・・・。


2012/10/15

【豆腐のレシピ講習会】の様子

ストロガノフには玄米ご飯がおいしい!

おからサラダと即席ナン

豆腐と昆布だしのコンソメスープ

思えば、豆腐、豆、野菜はマクロビオティックを知る以前から好きな素材でした。
最近こそ、なにかないと買わなくなった料理本だけど、30年位前に初版の『豆腐100珍NOW』、『豆豆100珍NOW 』(共に柴田書店)は自分で最初に買った料理本のうちに入ります。

もともと『豆腐百珍』というのは江戸時代(1782年)に、豆腐料理のバイブル本としてに書かれたものの題名のようだ。昔から何かしら、お豆腐が身近にあって、煮たり、焼いたり、蒸したり、凍らせたり、と料理していたのでしょう。それぞれで食感も味わいも変わる豆腐はおもしろい食材です。
そしてお豆腐は、<わき水の美味しい所に名店アリ>。京都の湯豆腐は有名ですが、東京の西部であるこの辺りも、高尾山があるせいか、お豆腐が豊富です。神奈川では大山詣での大山豆腐が知られています。地元のスーパーでも割とお豆腐の種類が豊富で、地元世田谷の等々力の翠屋のみどり豆腐、沖縄の島豆腐、石川県の堅豆腐なども扱っているのです。

今回は以前から我が家の定番である<凍み豆腐>を作り、それをストロガノフ風に仕立てました。
さつま芋とおからのサラダには豆腐の兄貴?のような、おからを使います。(おからも色んなアレンジが効いておもしろい食材です)
豆腐の即席ナン、豆腐と昆布だしのコンソメスープは少し遊んでみたレシピ。
こんな感じもいいでしょうか?。

豆腐100珍とまで行かずとも、お豆腐はまたなにか作りたくなる素材です。


<今回のメニュー>
・ 自家製凍み豆腐のストロガノフ風
・ さつま芋と人参のおからサラダ
・ 豆腐の即席ナン(インドの薄焼きパン)
・ 豆腐と昆布だしのコンソメスープ