ゴールデンウィーク突入の29日は、「山菜づくしごはん」の講習会でした。
茹で竹の子は真空パックで、何時でもある素材ですが、
旬のこの季節、自分で炊いたものはやっぱり竹の子らしい風味がある。
堀たての竹の子が田舎から送られてきたとき、始めて1人で竹の子を煮た時は
おっかなびっくりでしたものですが、一度やってみると、そうたいしたことがないものです。
今回使った山菜は、せり、ふき、こごみ、うど、竹の子。
ふきのとうの苦みも捨てがたかったのですが、品薄状態でセリに変更しました。
春の山菜は冬の間、雪の下に埋もれ、じっとエネルギーを蓄え、
春の訪れとともに一気に芽が伸びてゆく、伸びる陰性の力がある。
肝臓や胆嚢に働き、冬にたまった老廃物質の排出を助けてくれます。
マクロビオティックでは陰性はダメなんじゃ?
と思われがちですが、そうではありません。
「極端な陰性をさけながら、季節季節にあった食材を選ぶ、
体調に合わせた食材と調理法を選ぶ」ということ。
そういうものを自分で感じながらお料理することは、
楽しいことですし、五感を養うことにも繋がります。
濃いめのレシピにはしていなかったのですが、
全体に薄味に仕上がったでしょうか?。
ゆったりとした空気に満ちたゴールデンウィークということもあり、
ふんわりと、軽やかな仕上がりになったのだと思います。
作る人のその時のエネルギーも、出来上がりに反映されるものです。
今回受講くださったは、食関係のお仕事をされている方々。
マクロビオティックに関心を持ってくださっているので、
こうした感覚も、感じていただけたかとも思います。
料理講習会は、
ちびっ子、女性、男性、こだわらず、お料理を楽しみたい方、
どなたでも歓迎です。皆様のおいでをお待ちしています!。
今回のメニュー:
・ 車麩のカツ、ふきのとう味噌ソース
・ ふきの土佐煮スープ仕立て
・ ウドと甘夏のサラダ
・ 竹の子と山菜の玄米ご飯
・サプライズメニュー(ほうじ茶と甘栗のパウンドケーキ)