2012/02/29

お塩、イロイロ




















講習会でお目にかけているお塩を、イロイロ。
左手前から、キパワーソルト、ルビーソルト、海の精、瀬戸の島塩。

韓国の古王朝の一つ、新羅の王族の流れを汲む慶州金氏が、
陰陽五行の知恵を使い作っていた塩の製法で作られたお塩。
自然の力で結晶化し高温焼成しミネラル分の多いお塩。
以前マクロビオティックの講演会で「酸化還元するお塩だ」と教えてもらい、
浅漬けや、スイーツに一つまみ加えるお塩、ほんの少しだけ味を締めたい煮込みなどに使っています。

ヒマラヤという太古の地層から採掘された岩塩はで、まだ人類が地球上に誕生する以前の
まったく汚染のない海水が地殻変動によって地中深くに閉じ込められ、結晶化した天然ミネラルを多く含んだ塩。
以前、国連大学の前で開催されているFarmer`s Marketのお店で酸化還元作用があるということで、
購入してみたお塩。岩塩系は今までもヒマラヤの岩塩をミルでひいて使っていました。
煮込みとか、スープ系に合うと思います。

伊豆大島の海水で、伊豆大島で昔ながらの天日と平釜でじっくり煮詰めて結晶化されたお塩。
マクロビオティックの先生方や、名だたる料理人の方も愛用のもの。
今回、塩麹講習会をするにあたって、前もって仕込んで12日に使った塩麹はこのお塩で仕込みました。
すーっと入る塩味というより、ガツンと当たってじっくり広がる塩味でほんのりと磯の香りも感じられます。
なので、麹にしても最初からすぐに馴染まず、麹と喧嘩しながら時間をかけて仲良くなる感じ
だったかも知れません。(あの時はまだ熟成足りませんでしたね)
肉や魚の旨味、根菜等の旨味、など素材の味をぎゅっと濃縮させたい時に良さそうです。
これからいろいろなものに試してみます。

瀬戸内海の塩作りは、有名ですが、瀬戸内海の海水を使って作られたお塩。
塩気も穏やに広がり、軽やかで、波穏やかな瀬戸内!という感じのお塩。
こちらは醤油作りが本業ですがマクロビオティックの創始者、桜沢如一先生の指導も
受けたことのあるところです。濃い口醤油はコクがあって美味しい。
お塩は梅干しを漬けるのに使ったりします。
今回の塩麹講習会にはこちらのお塩を使いました。

お塩も、それぞれ個性がありますね。
ついつい、新しいものを見つけると試してみたくなります。

冬場は塩気が強くなりますが、体を固く締め体の中に熱を溜め込む働きがあります。
また、塩気を求めているときは、白いお砂糖、強い甘み、水菜やレタス、トマト、フルーツの摂り過ぎで
体が緩んでしまっている場合があります。
極端にぎゅっと締めるのではなく、玄米、玄米餅、根菜やお味噌、昆布、ひじき、カボチャ、玉ねぎ、キャベツなどを摂ってみてください。
成長期のお子さんは、特にお塩が多くなりすぎないようにするのがポイントです。