2013/07/04

たんぱく質信仰の弊害



3月末から減食傾向になったワタクシ。
今も進行中です。昼は少し増えたでしょうか。でもつゆソバとか、パスタとか麺類が多いかな。
それで夜はご飯、みそ汁(お麩をいれたり)、漬け物(ぬか漬け、べったら漬け)。

一番変わったのは、たんぱく質の取り方。
以前はとにかく、揚げ、がんも、厚揚げ、が定番のように回転していました。
手軽にたんぱく質を取れるというのが一番。でもその分、油の摂取量も増えるのです。
それがなんとな〜くですが、食べたくなくなってきた。

その中で、たんぱく質ってそんなに意識してとらなくてもいいんじゃないか?と感じてきました。感じる、なので頭で考えてというより、感じなのですが。

頭で考えると、
人の体は、水分、糖質、たんぱく質、脂肪、ミネラル、で構成しています。たんぱく質をとれば=体のたんぱく質になるというのは19世紀のドイツで起こった栄養学と言われています。
<肉><魚>はグラム単位で比べてたんぱく質量の含有量がおおいですが、穀物、海藻、豆類、にも本当は含まれています。ということは、本来お肉魚も必要摂取量は多くない。年齢性別病歴などによって違いがあるとしても50〜100g前後でしょう。昨今はことに、脂身、霜降りがもてはやされているため、脂肪の摂取が問題になっている。また、過剰な肉の摂取は、現代医学でも腎臓に負担がかかり、制限されていることもあるのです。

とかく、たんぱく質をとらなきゃと思いがちですが、炭水化物、脂質、ミネラル、ビタミンと全体をとることで体のバランスが整うものですし。

ワタシが実践しているマクロビオティック(クシマクロビオティック)では全粒粉穀物を食事の50〜60%と摂取する目安に決められています。全粒穀物。お米で言えば、外皮、胚乳、胚芽も含めた玄米。この中には、炭水化物、たんぱく質、ミネラル、ビタミンB、ビタミンA、ビタミンE、食物繊維、も含まれている。そう、たんぱく質はお肉や魚以外にも含まれている。味噌をとれば豆のたんぱく質も取れる。

過剰なたんぱく質信仰はもういらないなぁ。ワタシは肉製品を摂らなくなったけど、
将来的に食糧危機も言われていますが、肉1Kgを得る為に、10〜30Kgの穀物を使って飼育されていると言われます。乳牛でもまた乳量を増やすため穀物を使われていますそのため病気になりやすい。そんな牛から搾乳している。どんなに、自然を大切にとか、エコロジカルがいい、生き物を大切にといっても、一番身近にある自然ってやっぱり<食>なんです。
そこから見直さない限り、なにもかわらないんだなぁ。と書きながら思う。

自分は美味しいものがすきだからいいのよ。と言う人もいるでしょう。
美味しいと思うものは、年齢、環境、心の状態、体の状態でも変わりますしね。
別にワタシは美味しい物を食べるのを我慢しているわけでもないです。
それよりも快適な体の状態、心の状態を選んでいるだけ。
ワタシ自身、確実に過剰なたんぱく質信仰が外れました。
また食事の質も変わってくるでしょう。
どうなるのやら。