2013/05/19

0からはじめるぬかどこワークの様子

甘いものをいただきながらぬか漬けも


試作のぬかどこで漬けたぬか漬け

ぷるぷる抹茶わらびもち

「こんどぬかどこやってください」

今年やった講習会の中で、生徒さんにいわれた一言。

その時は、「う〜ん。ぬ・か・ど・こ、ねぇ・・・」
という感じであまり乗り気ではありませんでした。

ぬかどこ。ぬかづけ。
我が家ではぬかどこの主(あるじ)は母親ですが、
ワタシも野菜をいじって変に残ってしまった切れ端とかがあると
ぬかどこに入れて漬けたりして、
あたりまえのように、我が家の台所にある存在です。

あたりまえにあって、素材もシンプルで、
こめぬか、塩、水、があって、野菜。
コレが基本であれば出来てしまう。
「シンプル過ぎて、講習会にはならないなぁ」
というのも乗り気でなかった一因です。

なんとなく、市場のリサーチをしてみると、
素材もイロイロ、呼び方もイロイロ、状態もイロイロ。

中でも、アミノ酸系調味料、ブドウ糖、発酵調味料という
材料が入っているものがあって、「えっ?、なんで?。」
と驚きました。

漬け物、特にたくあん、べったら漬け等はその製品状態を保つ為に、
添加物が使われている物がスーパーではよく見かけられます。
それが、ぬかどこ界でもこんなことになっているのに驚きました。
もちろん、きちんとした素材、配合の商品もあります。

でもあまりにイロイロなぬかどこがあって、作ってみたいという人は
「なにを選んだらいいのか、悩むなぁこれは」と思いました。

ワタシは商品開発の際もそうですが、立地、市場性、などをリアルに現場を見ながらリサーチして、ニーズや、世代、志向をキャッチしていました。とにかく自分の足で情報を得る。
講習会でもそれは一緒。こうしたリサーチや、生徒さんの声からキャッチして内容やテーマを決めていくことも大切にしています。

ぬか漬けのパッケージ商品を手に取る人は、中高年ではない。
漬け物、自然派志向で、やってみたいという人、トライアル力のある、若い世代が多く
選ぶ商品でしょう。その割りに、地味で分かりづらいパッケージが多かった。

そのシンプルだと思っていた漬け方、お手入れの仕方も、調べるうちに
その奥の深さ、おもしろさもワタシの中で出てきました。

ゴールデンウィークが過ぎた頃、まずは自分で漬けてみて様子を観察しながら、
その漬け方、追加する素材、売られている商品の理由も見えてきました。
ワタシは特にぬかどこ名人でも、なんでもないので、その情報を整理して伝え、コツを伝えながら
参加したかたが、自分なりの<ぬかどこ>にできるよう、ワークショップ形式にしました。
ひとりひとりの<マイぬかどこ>ができるワークショップ。その方が楽しいし。
それにあわせて、テキストも、普段とはちょっと違う形式のものにしました。われながらおもしろいものになったと思います。

そうした形で進行し、合間にぬかクッキーをお一人ワンボウルで作っていただきました。
これもワタシも同時進行で説明しながら。
プラスワンでお出しする予定だったお茶菓子も、クッキーが焼き菓子で、焼き菓子だと時期的にしんどいなぁと思ったので、抹茶のわらび餅+白玉団子、黒豆の甘煮にしました。これも好評で良かった!。
これからの暑くなる季節、プルンとして水気の多いデザートの方が、体がふわっと緩まって体が楽な場合が多いです。(実は今、密かに寒天ゼリー作りにハマっています)

ぬかどこワーク、ワタシ自身も新発見の、たのしいワークでした。
ぬかどこ〜いいですよぉ。ぬか漬け生活はじめてみませんか?。
どちらか、ぬかどこワークご要望の団体、組織様ありましたら、お声がけ下さい!。
いいレクチャー!しますよ〜!。