「当日、防寒対策をしてきてください」
クリスマス前の土曜日、スイーツBasicコースの五回目があり、
その数日前に、生徒さんにこんなメールを入れました。
今回はパイ皮からつくるアップルパイ。
パイは油脂と小麦粉をうまく重ね合わせて層にします。
その油脂がだれないように、油脂も固く冷やし、作業する場所も涼しくして作業。
(スイーツを作っている所は、夏は暑く、冬は寒い・・となるのですが)
なかなか、スイーツ教室で防寒対策を言うところはないかもしれません。汗。
通常は、乳製品のバターがその主な材料となります。
マクロビオティックスイーツでは菜種サラダ油や米油、といった植物油を使いますが、
今回のパイでは、これもネックに成る食材でした。
まずは菜種サラダ油を使ったミルフィーユ生地も作ってみましたが、やはり思うようなものにはならなかったのです。
ホロホロのタルト生地のようなパイ生地にはしたくなかった。
タルト生地はタルト生地。パイ生地はパイ生地。そのイメージを最初につくりました。
今回のパイでは、これもネックに成る食材でした。
まずは菜種サラダ油を使ったミルフィーユ生地も作ってみましたが、やはり思うようなものにはならなかったのです。
ホロホロのタルト生地のようなパイ生地にはしたくなかった。
タルト生地はタルト生地。パイ生地はパイ生地。そのイメージを最初につくりました。
バターに変わる材料はイメージの中にありましたが、
今回は試作をしてはイメージをし、試作してはイメージし、で11月から5回はしたでしょうか。
リンゴも普段よくつくる煮リンゴと行程を変えて、
よりアップルパイに合うように、どのリンゴでも微調整しやすいようにしました。
よりアップルパイに合うように、どのリンゴでも微調整しやすいようにしました。
当日は、同時進行でレクチャーしながらパイ生地づくり。途中リンゴを煮て、詰めて、焼いて、
粉の計量から、焼上がりまで、お一人22cmのパイ皿1台分を作っていただきました。
同じレシピで、同じ説明で、進行しても、おもしろいですね〜。その人それぞれで、出来上がりが違うのです。
パイも、繊細にサクサク、切れのいいサクサク、一番粗いザクザク(はわたしのでした)。
リンゴも、グラニースミス、ふじの二種類を使いましたが、火加減、混ぜ加減の違いが作用したのでしょうか、
それぞれに出来上がりに違いがありました。
それぞれに出来上がりに違いがありました。
ぴっちり見本(ワタシの)と同じ出来上がりでなくていいと思っています。
ものをつくる時って、レシピや情報だけで同じ物が出来るわけではないです。
その時の温度、湿度、火加減、混ぜ加減、
頃合いの見極め、その人の持つ力加減、エネルギー、そうしたことがヤッパリ関わってくる。
それを実際に自分で一から作ってみて得られることは、コトバで表現できるものでもない。
頃合いの見極め、その人の持つ力加減、エネルギー、そうしたことがヤッパリ関わってくる。
それを実際に自分で一から作ってみて得られることは、コトバで表現できるものでもない。
スイーツBasicコースは5回連続講習で、素材と格闘し、焼いたり、蒸したり、混ぜたり、素材の頃合い状態を肌で感じて作っていただて、最後もそうした講習になったようです。
またそこからイメージして、各自のアレンジもしていただけたらと思っています。
お家でも1人で出来る、が目標の講習会です。
次のBasic2へのテーマを決めつつ、おわった講習会。
春からを目指して、プラン立てしておきます。
Oさん、Sさん講習会おつかれさまでした。また次回、楽しくスイーツつくりましょう。
※今回のBasic1のコースは来年後半に開催を予定しています。内容はこちらをご参照ください。
<今回使った材料>
前回の物とあわせてもうしばらくお待ちください。