2014/03/26

新宿のLIMA Cafeに行きました



この間新宿に出る用事があり、カフェが併設されたと風の便りで聞いていた、
LIMAのCafeでランチをしました。
日替わりで玄米ご飯と分つき米が選べて、お惣菜の3品盛り
(うなぎの蒲焼き風、大根の和え物、ヒジキの煮物など)とみそ汁で
¥780。ドリンクを付けて¥900でした。

願わくば、プラス¥100してもいいので、ご飯がもう少しあると、
ご飯好きとしては、満足感が高まります。

自然食のお店だと、お惣菜や玄米も、もちろん有機の素材で
手間もかかって、なおかつ、消費者の満足する価格、というのを
提供するのは難しいことだと思います。自ずと今の食の主流=大盛、激安又は高め
とは相反するものになります。
食べ過ぎは、健康に良くないですよという暗黙のルールもある。

結局ワタシももう少しなにか欲しくて、きな粉マフィン¥400を追加。

Total ¥1300のランチとなりました。
全体で考えると、もう少しボリュームが欲しいなぁ・・・という食後感。

そしてショップで食品素材を見て、
毎回ここに来ると、品揃えはどこよりも多くて揃っている。
なのに、モノが動いている様子がない。

まあ街のお茶屋さんでも、お客さんが少なくても法人相手で商売が成り立っているお店もありますから、見た目だけでは判断できないんですけど。

でもこの日、自分に巣くっていた(奥に潜んでいた)意識に気がついた。

それは、
「食はどんなに質のいいものでも、高いと売れないんだな」
ということ。

化粧品や洋服、バックや車、住宅に比べて、食品というのは
売価が低いです。小さな小さな積み重ねで利益を作る。
だから大きい企業は、多売をして利益を作りだしているのです。

食の仕事をしていて、この意識はまずいでしょう。
本当にびっくりしました。
「より価値を高めて、どうしたら売れるようにするか」
ということが仕事の柱であるのに。

昨年からNLPの勉強をしていますが、これはビリーフ(思い込み)によるもの。
被せているイメージをネガティブなもの→ポジティブなものに変えることが必要です。

食品はいいものでも売れない。高いものでは売れない
「それは本当にそうか?。歪曲、憶測ではないのか?」


全ての高いものが、まったく売れていないのか?
「魅力的で、美味しい商品は、消費者から支持されているものもある。」

例)
→成城石井のポテトサラダ(1つずつ手で皮を剥き手でつぶす手作り)
→トシヨロイズカのケーキ
→サダハルアオキのケーキ
→伊勢丹新宿店のフードフロアーのにぎわい
→本物素材で一食2万円の三ツ星・日本料理店


◎その他にも人のにぎわいがアリ、活気がある店舗で価格が高くても
 支持されているお店はいくらでもある。

 この後立ち寄った伊勢丹新宿店のフードフロアーの活気で、
 食のワクワク感、楽しさを感じてきました。

◎やり方が大事。
魅力的なパッケージ。プロセスを伝えるストーリー。売り場作り。
などなど。そのどれもが大切な要因となる。


自然食品店といえど、自然さ=なにもしない。
ではやっぱり人に支持されないんです。

(あっ、ワタシがクシ出身だから、リマさんをどうこう言っているのではないですよ)
カフェがあれだけオシャレに作っているのに、ショップがもったいないんです。

それに、ものの品揃えでも有名な法則があります。

コロンビア白熱教室で話題になった
シーナ・アイエンガー教授の『選択の科学』に記された<ジャムの法則>。
高級スーパーマーケットで、24種類のジャムを並べたときと、6種類のジャムを並べたときではその売上は、24種類は6種類の10分の1しか無かったということ。

多すぎる選択肢は幸福を呼ばない。

これは、以前書いた、80:20の法則と同じ原理。

絞り込むことで、より効果的に物事の効果を高められる。

自然食だから売れない、はもう捨てましょう。

自然食だから自然のままでいい、はやめましょう。

食材は賞味期限が(規律上)あります。
その間に、食べる人のところに届いてこそ、
食材は食べてもらってこそ本望。

食べる人が幸せなだけでなく、食べられるものも
しあわせじゃないと。

『僕の命は沢山の命の上に成り立った、命の固まりなんだということ』
NHKごちそうさん/め似子の息子・泰介が出征のさいの言葉。


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